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美濃 石徹白城 🏯奥美濃のさらなる奥の城址

美濃 石徹白城 (岐阜県郡上市白鳥町石徹白下在所・城山)

富士山、立山と並び日本三名山に数えられる白山
石徹白(いとしろ)はその周辺に広がる白山国立公園の南山麓に位置する小さな集落です。

石徹白は古くから白山信仰が盛んで、「上り千人、下り千人、宿に千人」と言われるほど修験者の出入りで栄えた土地であり、近世(明治)まで神に仕える人が住む村としてどの藩にも属さず、年貢免除・名字帯刀が許されたところでした。
越前国・大野郡でありながら郡上藩領であるという独立色のある地域でもあったようです。

itosiro (1) 白鳥方面から桧峠を越えて行きます。

白鳥中心街からもかなりの時間と距離がかかります。
まさに山に抱かれたのどかな盆地で、周辺は良質な雪のスキー場で有名ですね。

懐かしい吉幾三さんの『俺ら東京さ行ぐだ』(^^♪)を唄いながら石徹白城を目指します。

itosiro (2)ピーンと伸びた大木が目印の石徹白城址。

集落に入ってすぐの地域の道沿いですので、比較的わかりやすいと思います。

itosiro (3) itosiro (22)
「城山」と呼ばれており、標柱も立っています。周囲より小高い丘になっています。

itosiro (5)石徹白城石碑。出ました、白鳥町御用達のタイプです(見慣れてきた(^∀^*))。

itosiro (7) いきなりの主郭到着になります(徒歩30秒)。

itosiro (12) itosiro (11)
主郭の西側切岸の様子。若干の整地改変の跡もみられます。

itosiro (8)むむ(’0’)!北の丘陵地に続く所に堀切が見られます。

itosiro (13) 幅はそこそこありますが、深さはさほどありません。 

南から東にかけて少し腰曲輪が残るだけの単郭の城のようです。
東側は切り立った谷となって川に面しており、この点は要害かなと思います。
主郭内もそれほどの広さがなく、番所や関所に相当する規模だったように見えます。

戦国期には石徹白源三郎種吉が城主として伝わっており、大柄で力があった人物だったようです。
越前より朝倉勢が侵入した際、美濃への案内役を避けて、東氏に身を寄せました。
捕らえられた母に代わって一乗谷へ行き、牢屋に入るも脱獄、逃れた故郷にて村人に討ち取られるというお話しがあります。

城址の北西に石徹白源三郎を弔ったといわれる「首無しボテン」がありますので
後ほどちょっと寄らせていただきます。(名前が怖いのですが・・。)

源三郎の養子石徹白長澄(いとしろ ながずみ)は越前・大野郡司の朝倉景鏡に属しますが、その後羽柴秀吉のもとで活躍する金森長近の飛騨平定に協力、小田原北条攻めでも大功を立て、後、長近により家老にまで抜擢されます。


首なしボテン (石徹白城より北西へ100メートル程の丘)

itosiro (20) 古墳のような丘上に「首無しボテン」があります。

村人達は、朝倉氏に、「源三郎を捕まえたら、褒美をやる。」と言われていたので
源三郎が酒で酔いつぶれ寝ている時に源三郎の刀を、仏壇の裏に隠しました。
源三郎が起きると、横にあった刀がなかったので、外に出てみると、村人達が家の周りを囲んでいたそうです。
源三郎は馬の馬せん棒で村人達と戦ったけれど、追いつめられて庭の池を飛びこせれずに、池に落ちてしまい、はしごで押さえられて、首を切られました。

後日、村人たちは源三郎の首を朝倉氏に持っていったが褒美をもらえるどころか逆に叱責されたようです。
源三郎を「捕らえて連れて来い」と言ったのであって、殺せと命じたわけではなく、優秀な武将なので、家来にしたかったようでした。
「自分たちの城主を殺すなんて、とんでもない!」と源三郎の首を持ってきた村人を追い返してしまったそうです。

それで、石徹白の人たちは源三郎の首を持ち帰って、首のない源三郎の体と一緒に首なしボテンに葬ったということなんです。

itosiro (19) itosiro (21)
ちょっと哀れなお話しなんですが、日本昔話のようで味のあるエピソードです。

石徹白古城? (岐阜県郡上市白鳥町石徹白下在所・大向山)

実は石徹白にはもう一つ「古城」と称する山城が西の峰・山中の尾根上に存在するようです。
登攀は困難を極め、獣類も多く、それなりのクライム装備が必要です。
「城」という確証や記録なども残っていないようですが、またいつか機会があれば登ってみたいものです。

itosiro (18)「石徹白古城」があったといわれる大向山が果たして城址なのか(^-^)?

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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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