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美濃 御嵩本陣山城 🏯消滅した遺構が惜しまれる・・

美濃 御嵩本陣山城 (岐阜県可児郡御嵩町御嵩南山・本陣山)

前回は御嵩権現山城を取り上げてみました。
今回はもう一つの御嵩城、御嵩本陣山城(以後、本陣山城)のほうを見ていきましょう。
一般的に御嵩城、というと城址碑と展望台のあるこちら、本陣山城の方が知られています。

honnjiyama (16)国道の東からは両城址が重なって見えます。

ただし、現地の説明版にも書かれている通り、両城を合わせた呼称が御嵩城だということです。
本陣山城にはあって権現山城にはない「御嵩城城址碑」の理由はここにあるのか・・。(一人納得)
それならそうと権現山城にもその説明版があってもよろしいのでは?(しつこいか)

honnjiyama (1)

本陣山城に関しては前回の記事、御嵩権現山城にて触れました。
ほぼ同じ歴史を辿った城、だともいえますが、同じ地区に2つの城。
それぞれに意味をもった別々の目的があったことは想像できます。

honnjiyama (13)
周囲は団地となり、城の尾根裏はすっかり壊変されています。

昭和後期から平成初期にかけての造成工事がなされました。
自分がまだ高校生だった昭和60年代にはすでに背後の山は削り取られていました。
友達と自転車で見に行った時はショックでしたね・・。(しかも立入禁止時期)

honnjiyama (3)
ご覧の通り、ヘリポート並みの広場が確保されています。(意味あります?)

honnjiyama (5)登り口には城址碑と説明版が立てられましたが、これも傷んできてます。

honnjiyama (12)
王宮に上るようなスロープですが、砂利道ではね・・(T_T)。

honnjiyama (7)
登りきると広い曲輪に到達します。手入れはされていますね。

スロープと階段を登り切ると、かつての曲輪が公園となって眼前に広がります。
この曲輪は中央辺りに堀切が存在し、2つの曲輪で成り立っていました。
しかし堀切はすでに失われ、その痕跡ももう解りません。
(平成初期に来城した時はかろうじて確認できた記憶ですが・・)

honnjiyama (8)
御嵩城の鉄筋製展望台。

この展望台のある曲輪の南下、両脇には僅かに堀切の痕跡がみられます。
しかしそれも「言われてみれば・・」という程度のもの。
これでは曲輪自体も大きく改変されている、とみるべきなんでしょうね。

honnjiyama (10)
展望台より主郭の本丸先端部を見下ろします。

honnjiyama (9)
展望台からは御嵩町の町が隅々までよく見えます・・、と言いたいのですが・・。

実際はこちらの風景が何とか木々の間からのぞけるだけです。(ちとがっかり)
かつては自慢だった360℃展望も木々の手入れができないとこうなります。
・・いかんな・・、どうしても辛口な意見になりがちで・・(ノ_<)。

honnjinnyamanbz.jpg

本陣山城は「本陣山」が転訛して「ホンジ山」と呼ばれるようになりました。
いつの時かこの城が一方の本陣となり戦いが展開されたのでしょう。
権現山城との関連性を合わせていろいろ考えてみると面白そうです。

伝説の通り、森長可の策にはまった小栗信濃守によって急造されて落とされた城、と片付けられるのはいかがなものでしょう?。
両城は交通の要衝であった御嵩を押さえる、という共通点があるにせよ、
別々の勢力によって使われたのかもしれませんし、使われた時期も差があるのかもしれません。
もちろん、両城共立の上で敵勢力に対向した場面もあったかもしれません。

今となっては失われた遺構が多すぎる本陣山城。
手掛かりとなる検証材料が少ないのがなんとも残念でなりません。
だからこそ遺跡地区の開発は慎重を要していただきたい、と願う者です。
(地元民の憩いの場所となる、というのは大歓迎なんですよ)

honnjiyama (17)

・・ただ、
この御嵩城に対抗して構えられたのでは、と思われる城が御嵩町小原地区に存在します。
そこには正直、自分も驚いた遺構が山中に存在したのです。

次回、小原城と御嵩城との関係を取り上げてみたい、と思っております。

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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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