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こんな過酷なレースだったとは・・。

第3回黒井城トレイルランニングレースに出場

平成30年11月11日(日) AM8:30スタート(エクストリーム20スタート)

kurotore (2)
朝霧に包まれた丹波・黒井城城砦群。

晩秋の入口、丹波が誇る黒井城を舞台としたトレイルラン大会に参加しました。
黒井城が大好きな自分としましては、一度走ってみたかった魅力的なイベントです。
「ショート10kmの部」もあったのですが、どうせ走るなら「エクストリーム20km」!
そう心に決めてのエントリーです。

「エクストリーム」とは「極限」、「極度」、「極端」などといった意味をもつ英語。
そんな過激な要素を持った、離れ業を売りとするレースって一体どんなんだろう??
それなりの覚悟でエントリーしたのですが・・。

いやはや想像を絶するトレイルレースでした・・。
普段から山城を4つも5つと登り渡っても割かし平気。
日頃のトレーニングでもトレランを取り入れて練習しています。

決して舐めていた訳ではありませんでしたが自信はあったのです。
・・しかし、ここまで過酷だったとは全く想像だにしていませんでした。
一体どんなレースだったのか、少しだけ振り返ってみたい、と思います。

kurotore (1)
前日に準備の装備を確認。

トレイルランニングはケガや遭難等の万が一に備えて、行動食はもちろんの事、
非常事態にある程度備えた装備も必要とします。
この点はマラソン競技とは全く別物といっていいかもしれません。

・水分500ml(今回はハイドレーションバックパックを装備)
・行動食(今回はエナジードリンクとソイ・ジョイを各2個づつ持参)
・携帯用レイン・ウェア
・携帯用サバイバル保温ブランケット
・アルミコップ
・熊鈴
・コンパス
・緊急エイドキット
・グローブ2組
・ウエストポーチにカメラと予備ドリンク

・・等々。決して大袈裟ではありません。

kurotore (3)
スタート・ゴールの黒井小学校グラウンド。背後右の城山が黒井城です。

kurotore (4)レースの高低表ですが、実際はこれに+αのコースになっていました・・。・・え~??・・。

ゴールを一度潜ったら、再度山を登り2km増えての再ゴールでフィニッシュ!
・・だそうです・・。(聞いてないぜ・・(♯`∧´))
累積標高1800mの21kmってどんなん・・(汗)

そうなんです、黒井城の本丸までなんてのは、ほんの序の口で小手調べにもなりません。
こうなると話が全然違ってきます。(ダマされた気分・・)
体中から血の気が引いていきそうになるのを奮い立たせてのスタートになりました。

kurotore (5)
皆さんで勝鬨を揚げてのスタート!(もう後戻りはできましぇ~ん(泣))

kurotore (6)
序盤はゆっくりと一列に並んで登城です。

kurotore (7)
あぁ、見覚えある光景ですな。

今年五月に弟クンと来たばかり。
いつ見ても感動する石垣だな~と思っていたのは束の間。
今回はレースです、ゆっくり山城気分を味わうのはできません。

kurotore (8)
それでも少しだけ、黒井城を味わいたいとペースを落とします。

kurotore (9)kurotore (11)
今回、売りである雲海は期待できませんでしたが、相変わらずいい眺め。

kurotore (12)
さ、レースモードに切り替えて、いざ、トレイル!

kurotore (14)
いつもは見とれてしまう堀切・土橋も今回は危険箇所。慎重に抜きます。

kurotore (15)
段々と小さい集団ごとにばらけていきます、単独走を避け、後を付いてくのも手です。

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登りは無理せずに歩くときは歩きます。

kurotore (17)
クオーター地点の五大山に到着。しかし、爽やかな笑顔はここまででした・・。

ここからは2kmもある急激な下り坂が始まりました。
スピードを殺しながらいくか、引力を味方に猿のように駆け下るのか・・。
脚と相談しながらの急降下でしたが、まずここでやられてしまいました。

kurotore (19)
今度はその駆け下りた急斜面を2km登ります・・。意識を集中させないと。

中にはここの手前エイド地点で棄権する方もみえたそうです。
脚をくじかれた方、心をくじかれた方、・・残念だけど懸命な判断かと思いました。
それはここからが「エクストリーム」といわれる真の所以のコースだからです。

kurotore (21)
鷹取山頂上に登り切った感激も束の間。まだまだ半分です・・。

きれいな景色ですが堪能している時間は・・。
 「・・ない!!」 
でもちょとした達成感は・・。
 「・・ある!!」 
まだまだ頑張っちゃいます。

kurotore (30)ロープを掴まないと登れない箇所もいくつかありました。
これはもう城攻めです!

・・越えても越えても押し寄せる難関アップダウン。
途中で迎えてくれるスタッフさんたちもここまでどうやって来たの?、と聞きたかったス。
少し足を踏み外したら谷底へ・・、なんていうヤバい箇所もあちこちに。

怪我や死にも直結、恐怖とスリルも付いてきます。
時折感じる赤井直正公が自分の前を横切っていきます。(完全に幻覚です)
でも、それが結構面白かったりするんですね。(その時はそんな余裕はありませんでしたが・・)

もうこれはトレランを越えた、トレランクライミングです。新鮮ですわ(笑)。
なんとしてでも完走するぞ!と燃えてきました。
逆境になると人間はこうも強くなるものなのか、思い知りました。

・・すみません、もう写真を撮っている余裕はなくなりました。
競技に集中、競技を愉しみ、競技に真剣に向き合います。
・・そして、とうとうその時が来ました・・。

・・あ?あれ?、あ、脚が動かない?!

二度目の五大山を通過し、黒井城の千丈寺砦にまで戻ってきた時の事でした。
太腿の筋肉が痙攣し始めたのです。・・こんな事は初めてでした。
ここで行動食を摂ってちょいと休憩します。

「いじめてごめんな・・、でも、もうちょっとだけ付き合ってよ」
自分の脚を摩りながらいたわり語りかけたのも初めてかな(笑)。
水分も補給して、再出発!「脚、復活!、行ける!」・・かな??

東砦を駆け下り、整えながらゴールを目指します。
制限時間の5時間にはなんとか間に合いそう、焦らずに、焦らずに・・。
因みに制限時間内での完走率は全体の10%だとか・・。

kurotore (36)そして、涙、涙のゴールです!。゚(゚´Д`゚)゚。

いや~、辛かった、苦しかった、でも面白かった!
「脚、頑張ったな、ありがとう!」
ダマしダマしでなんとか制限時間内にゴールできました。嬉しかったです!

kuroitorek.jpg4時間46分もかかりましたが、5時間制限内での完走で大満足です。

ここまで自分をイジメたのはいつ以来でしょう?
フルマラソンと黒井城トレイルどちらがエラかった?と聞かれたら・・。
個人的感想ですが、やはり黒井城トレランでしょうか(;^_^A)。

翌日、足全体はもちろん体中あちこちが筋肉痛です。
ロープワークしたり、木々を掴んだりした腕、肩もバキバキになっていました(笑)。
数日間はゆっくりと体を休めるつもりです。

一緒に駆け抜けた、トレイルランナーさんの健闘を讃え、スタッフさんたちに感謝。
そして途中何度もくじけそうになった自分の背中を押してくれた赤井直正公に謝意を。
・・そして、相棒の両足と健康な体、父母様、家族のみんなに感謝のレースでした。

鍛え直して再チャレンジ!?、・・今は考えてませんが(´∀`*)。
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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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