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小牧長久手の戦い 白山林の戦い古戦場めぐり

小牧長久手合戦古戦場めぐり 
《その④ 白山林の戦い古戦場めぐり編》
🎐久太郎 夏の自由研究🍉

8月末以来の大雨により全国各地で被害が出ております。
特に九州・西日本を中心に各地で多くの豪雨災害報道には心が傷みます。
被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

また今後の降雨や土砂災害による被害の拡大も懸念されます。
皆様におかれましても今後十分にご注意いただきたいと思います。
山城めぐりの方々も現地はもとより移動経路にもご油断なき計画を立てましょう。

さて今回は小牧長久手における羽柴軍と織田徳川軍との遭遇戦、白山林の戦いです。

天正12年4月9日・未明~早朝
岩崎城で攻城戦が行われているころ、羽柴秀次勢は白山林で休息していました。
(在の名古屋市守山区から尾張旭市南・長久手町北あたり一帯になります)
先発隊の池田隊はほぼ同時刻に岩崎城に攻め寄せていました。

秀次隊の目標は日の出と同時に東方面からの小幡城総攻撃だったと思われます。
ここでは未明の内に戦い前の朝兵糧をとらせていました。
三好隊の意識はほぼ小幡城方面に向けられ、進軍の合図を待つばかりでした。

この砌、背後に徳川軍が迫っている、とは誰も予想だにせず・・。

hasusannhayasi (4)
白山林南側に位置する本地ヶ原神社は白山林の戦いを伝えています。

社地には「兜神社」が拝殿脇に祀られています。
白山林の戦いで討ち死にした武将や侍、戦いにまきこまれた村人の慰霊を祀ってあります。
当時の白山林はこの地域一帯の広大な山林だったようです。

hakusannh.jpg
鳥居の前の道路沿いに案内板が設置してあります。

hasusannhayasi (5)
白山林の北、秀次隊から見て林の反対側から移動してきた徳川軍。
秀次隊の北東に回り込み真後ろから奇襲しました。
思ってもいない方面からの奇襲で秀次軍はたちまち大混乱に陥ります。

後方から家康軍の水野忠重・丹羽氏次・大須賀康高勢が、
側面からは榊原康政勢による挟撃を受けるのです。
なんとか態勢を立て直そうする秀次でしたがすでに軍は崩壊状態に。

秀次は踏みとどまるどころか、敗走する将兵とも切り離されて右往左往する状況。
自身の馬を失い、供回りの馬で堀秀政の陣に逃げ込みます。
それでも抵抗を試みながらの退却戦を演じ、限界まで踏ん張ったのでしょう。

hasusannhayasi (1)

hasusannhayasi (3)
長久手町の木下勘解由塚はその時の状況を伝える史跡です。

徒歩にてこの地まで逃げてきた秀次はここで木下勘解由利匡に会います。
利匡は自分の馬を秀次に与えて落とし、自らは留まり敵勢と奮戦して討ち死にします。
兄の木下助左衛門祐久も利匡と共にここで戦死します。

ここでは多くの木下氏一族が、秀次の退路を確保するために討ち死にしました。

hasusannhayasi (2)現在でもたくさんの献花・お供えが手向けられています、合掌。

・・またこんな逸話もございます。

秀次が木下勘解由利匡に助けられる前、家臣の可児才蔵に馬を貸すように頼みました。
才蔵は「戦場での馬は武士にとっては雨降りの傘。お貸しすることはできない」と断ります。
後、才蔵は秀吉から叱責され浪人の身となりましたが・・。

秀次は決して油断していたわけではありません。
実戦経験の不足が彼の指揮判断能力を鈍らせたのだ、と解釈したいです。
一方の徳川軍は皆々歴戦の旗本精鋭部隊、敵うはずがないのです。

軍監の堀秀政は池田・森隊と三好隊との中間点にて遊撃態勢にありました。
事に気付いて檜ヶ根に北上し、秀次と一部の敗残兵を収容します。
秀政はここで陣を立て直し、冷静に状況を判断、次の事態に備えます。

次回は名人・久太郎の采配と決断、檜ヶ根の戦いと関連史跡へと続きます。


白山林の戦いの案内板がある本地ヶ原神社を示します。


木下勘解由塚を示します。
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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで開設以来4年目を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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