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尾張 羽黒城 🏯小牧・長久手の戦いで再構築された城

尾張 羽黒城 (愛知県犬山市羽黒・城屋敷)

犬山城を見学した後、市内の城館を訪ねて回ることにしました。
その中の一つ、羽黒城のご紹介です。

以前、まだ小さかった子供たちを連れて遊びにきたことがありまして。
懐かしい思い出の城址でもあります。
今回はその時の写真と出来事もおりまぜながらの回顧録でもあります。

城跡は羽黒の興禅寺一帯あたりから北東に築かれました。
羽黒の交差点を西に100メートルほどで興禅寺に到着です。
結構、狭い道なのでちょっと気を付けないといけません。

haguro (1) まずは興禅寺を目指します。

羽黒城は建仁年間(1201年~1204年)に梶原景親によって築かれたといわれます。
景親は源頼朝に仕えた鎌倉幕府の重臣梶原景時の次男・景高の子であります。
梶原氏一族は正治2年(1200年)鎌倉を追われ駿河国清見関での戦いに敗れて一族の多くが討死しました。

そのうち景高の子豊丸が乳母・お隅の方に連れられて羽黒へ落ちのび、長じて梶原景親と名乗り現在の興禅寺に館を構えたようです。

haguro (3) haguro (2)

梶原景時夫妻の供養塔と梶原一族の五輪塔があります(写真:左) 
山内一豊の母・法秀院の出生地でもあるそうです。(写真:右)

haguro (18) 境内の裏には羽黒城の土塁が残ります。

haguro (17)羽黒城の主郭部の高台です。

haguro (4) haguro (19)

以来、梶原氏は羽黒一帯に勢力を持ち、信長に仕えた梶原景久(景義とも)は羽黒三千石を領した有力領主でした。
信長の長子・織田信忠の与力となり、共に各地を転戦します。
しかし、天正10年(1582年)、景久は本能寺の変で信長父子に殉じ討ち死したようです。
(↑『信長公記』などでは戦死者の名簿で確認が取れていません。口伝です。)

haguro (21)羽黒城址石碑。前方後円墳の墳丘を利用したようで、その最高所に城址碑が。

小牧・長久手合戦では羽柴秀吉方の砦として梶原館が再修築され、山内一豊、堀尾茂助が守将となりました。
当時は対織田・徳川連合軍に対する最前線の城砦群の一つとして重要視されたのです。

haguro (5) 竹林が手入れされて観察しやすいです。

haguro (6)切岸下を横堀がめぐっています。

当時、この斜面を見た子供たち、うずうずしたのか制止も聞かず、城攻めを始めました。

haguro (13) まず次男くんが一目散に攻め上がります。

haguro (14) 続けて三男くんが取り付きます。

haguro (15) どうやら、羽黒城を陥落させたようです。

頂上の城址碑あたりから勝ち鬨が聞こえてきます。・・親の顔が見てみたい・・。
まぁ、どんな形にせよ一緒に城めぐりを楽しんでくれて、うれしいものでして・・。
ただし、ここは貴重な歴史遺構であることも忘れてはいけません。
斜面の駆け上がりは最小限避けたいものです。・・ちと反省。

haguro (12) 竹の伐採材を利用した城柵もこしらえてありました。

haguro (16) haguro (24)
クランクのきいた堀が一部残存しています。おぉ!木橋がナイス・イメージです。

haguro (20) 所々に土塁の址も見られます。

竹林が整っている分、城内の見通しが効きます。
しかし、遺構が断片的に存在しているので全体像がつかみにくい城です。
ここは想像力でいろいろ思い描いてもよろしいのではないでしょうか?

haguro (22) 城内には五輪塔が大切に祀られています。

haguro (8) haguro (7)
羽黒城址北には磨墨塚(するすみづか)と公園があります。

磨墨は源頼朝から梶原景時に与えられた名馬。
この地で死没した名馬・磨墨の死を惜しみこの塚が祀られたようです。
・・磨墨塚、全国各所にもあるようですね・・。

haguro (23) 案内板がリニューアルしてました。

haguro (11) haguro (10)
名馬・磨墨をイメージしたなかなかエグイ遊具にお子様、大喜び、尻尾が滑り台になっております。

結果的にこの公園があったこともあり、子供たちも楽しい城めぐりになったようでした。
実は、自分も一緒になって大はしゃぎしていたことも事実でして・・。
まぁ、どちらが子供かよくわからない状況でしたね・・。

・・という楽しかった思い出の城址のお話しでした。

また付き合ってもらえるかな???(ノ´▽`*)b

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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで開設以来4年目を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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