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中濃地方最大・小野城攻略戦(後半)

小野城お手製説明板に感動し休憩を終えて、さぁ、城内散策といきます。
今回は縄張り図の作図も兼ねて丁寧に見ていきました。

非常に広大な城なので今回は見所をコンパクトに絞って紹介していきたいと思います。

①本丸より南尾根を遮断する堀切

IMG_6966.jpg IMG_6967.jpg
岩場の細尾根を上手く加工した堀切があります。箱堀っぽい感じがします。

②井戸と石垣が見られる上部腰曲輪

IMG_7291.jpg城内の井戸址

すごい、今でも満々と水が湧き出ていますね。なになに・・金の鶏伝説?・・説明文によると・・

「小野城が落城の時、城主は家宝の金の鶏を井戸に隠し、大きな岩で蓋をして必ず戻ってくる、と誓い
山を降りました。城主の帰りを待つ金の鶏は、元日になると、井戸を抜け出して頂上の岩の上で
大きな声で城主を呼び続けています。今でも」

・・文章最後の「今でも・・」というP・S的余韻がなんともせつない感じがします。
城内の井戸からもう少し北へ行ったところの下には石垣遺構が残っていました。

IMG_7293.jpgスロープ状になった石垣があります。
IMG_6975.jpg荒々しさが結構な迫力ですね。苔むし感がなんとも・・。

③二股に分かれる北出丸には・・なんと!滝が!

先程の石垣部分から北に向かっていくと(相当ヤブこぎですが(ノ_<))
北に向かって二本の尾根に遺構が延びています・・どこまでも・・

途中にこんな看板があります。見えたらラッキー?・・確かに水の音が聞こえてくる!
行くしかないでしょう!いざ、運試しです。なんかこの城・・楽しいなぁ(´∀`*)

IMG_7328.jpg隠れ滝の案内

ちょっと降りるのが大変ですが・・またまたすごい、こんな頂上近くに滝が・・
確かに滝があります。しかも結構な水量じゃありませんか。
今日の自分、きっとラッキーなんでしょうね。やったぁ!

IMG_7322.jpg意外と水量のある隠れ滝

④腰曲輪南東部の石垣

この石垣はとても見応えがありますね。石垣の躑躅がとってもきれいです。

IMG_7288.jpg
ちょっとわかりづらい所にありますが・・腰郭の南東の端部にあります。
なかなかの迫力の石垣です(;゜0゜)。

⑤東に続く尾根の大堀切

IMG_7279.jpg IMG_7282.jpg
東方面に向かって大堀切で遮断しています。実質的な東端部になり、上部から見ると深さがよくわかります。

IMG_6983.jpg IMG_6984.jpg
さらに土橋をのこした堀切が続きます。

⑥東出丸の土塁と堀切

まだまだ東には遺構があります。尾根続きにある東出丸です。
この曲輪は若干未成型ゾーンですが東部に土塁を伴った堀切が見られます。

IMG_7271.jpg IMG_7277.jpg
堀底には土橋が設けられています。虎口には土塁がめぐっています。

堀切内部には3本の土橋状遺構が確認されますが堀内障壁の可能性もありますね。

⑦まだまだ見所がありますが・・

かつて信仰の山であったようなので周辺の古刹や山中のいたるところでまだまだ見所が
ありそうですので、また機会があったら時を変えて登ってみたいと思いました。

IMG_7334.jpg  IMG_7333.jpg白瀧と不動明王

山全体が要塞、といった感じの小野城でした。七つの派生尾根すべてに対いて備えがあり
どこまで遺構があるのやら・・どこまで曲輪が続いいているのやら・・というほどの壮大な構えです。
よくぞここまで築き上げたものだと感心してしまします。

・・となるとこれだけの規模の城です、この城の常備兵はいったい何人いたのでしょう?
いざ戦時中(籠城中)はいったい何千人という兵数が収容できたのでしょう?
中途半端な配備兵ではこの城は守り切れません。

こう考えると先程の水の手の豊富さもまたシンボルチックな山を選んで築城されたのも
すべて考えられてのことだと思います。

小野城は間違いなく中濃部最大の本城として機能していたことでしょう。




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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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