遠江 刑部城 🏯現在でも攻め難い城址・・

遠江 刑部城 (静岡県浜松市北区細江町中川)

今回は息子のバスケ試合がらみでの浜松入りです。
NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』が始まり、俄然盛り上がっている地域です。
時間があれば関連史跡やイベント会場へも足を運びたいのですが・・。

さすがに無理そうです、空き時間に近くの城址に行けるだけでも良し、とします。
そこで最寄りの刑部城(おかさべじょう)に寄ってみることにします。

okasabe (13)東方面の支流・刑部沢から見た刑部城全景です。

okasabe (1) okasabe2.jpg
金山神社の駐車スペースをお借りしました。まずは金山神社から参拝です。

この駐車スペースの右側一帯の広場が居館の跡らしいです。
といっても宅地化された土地のようにしかみえないので、なんとも・・。
その奥の金山神社からは城の遺構が残っているようです。

okasabe (3) okasabe (4)
金山神社の郭の周囲には低い土塁が巡ってあるように見えますが、後世のものでしょうか。

okasabe (2)
一見、堀切のようにも見えますが・・

okasabe (5)
堀切、というよりは丘と丘の間の鞍部、といった感じです。

この堀底から主郭のある丘上を目指して登ります。
たいした標高差もないので、はっきり言って楽勝、と思い登りだしたのですが・・。
これがまた酷い竹藪でしてね・・。

okasabe (6)

行く手をはばむ竹・竹・竹・・。そして倒木・・。
すでに自分の心が倒れそうです。
これはしめてかからないと大変なことになりそうです。

okasabe (7)

「腰郭」に到達です。この先はさらにヤブが酷くなっているようです。
どうやらダウンジャケットで来たのは決定的な選択ミスだったようです。
引っかかって破れてしまうかも・・。

okasabe (8)

なんとか「本郭」に到着しました。「道」というより「踏み跡」、といったヤブ漕ぎ散策です。
奥には「大土塁」の標板も見えますが・・、勇気を奮い起こして足を踏み入れます。
一体、どこまで遺構が確認できるのか・・。(負けないぞ~)

okasabe4.jpg

「大土塁」もこれでは全体像が認識できません。
この荒れ具合、なんとかならないものでしょうか?
バキバキと音をたてながら自身の立ち位置を確保するだけで精一杯です。

okasabe (9) 井戸でしょうか?かなり埋まってます。

しかし、竹藪もここまでくると前に進むことも後戻りもできません。
場所によってはパロ・スペシャルをかけられたように身動きできない所も。
これでは下山もできません。なかなかの堅城、刑部城です。

なんとかダウンジャケットも破らずに無事に麓にたどり着きました。
奥方に叱られずに済みそうです。

okasabe (10) 金山神社を北側から見ると古墳っぽいです。

刑部城は今川義元の時代は新田美作入道の居城であったようです。
その後、永禄11年(1568)、徳川家康は遠江侵攻の際、三河国野田の菅沼定盈井伊谷三人衆(近藤康用・菅沼定久・鈴木重時)の道案内で遠州へ侵攻します。
庵原忠良・長谷川秀匡が守る刑部城は菅沼定盈らに攻められて落城します。

okasabe (14)
落城の際には姫君の悲しい言い伝えも残っております。

okasabe (11)城址案内板が西側の県道261号交差点脇に立っています。

okasabe (12)

この案内板は歩道側を向いて立っているため、車を走らせながらではわかりません。
ここからは刑部城の周囲が意外と切り立った山であることも確認できます。
ここから少し都田川に向かって歩いてみました。

okasabe3 (2)
刑部城は井伊谷川(左側)と都田川(右側)の合流地点の南に築かれたようですね。

ここでふと、息子の試合予定表を見てみます。
やば(汗)、もう始まりそうです。急いで引き返さないと・・。

次回は、刑部城とは別に刑部砦にも寄ってきたので、そちらの紹介もさせてください。

※パロ・スペシャルとは・・
漫画『キン肉マン』に登場する超人、ウォーズマンの必殺技。
相手の背後から両足を内側から引っ掛け、両手をチキンウイングで絞り上げる関節技。
(相手の顔面をマットに叩きつける「パロスペシャル ジ・エンド」という派生技もあります。)



スポンサーサイト

テーマ : 城郭
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで、昨年4月6日に開設して以来、一年を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

僕には城がある?
朝夕がひんやりとしてまいりましたね。
3人の息子のバスケットボールクラブ活動をずっと応援してきましたが、この夏に三男が中学生としての活動を終えて以来、なんとなく物足りない週末を送っております。
あなたには「城とマラソンもあるじゃない」と言われればそうなんですが、試合の合間合間にその会場近くの城を訪ねるのが本当に楽しみでした。
・・と思っていたら高校生の次男の試合もぼちぼちあるようですので、今後はそちらにも足を運べそうです。
「えっ!?来なくていい?」
・・まぁ、そういうお年頃でしたね。(そりゃそうだわな)
城もあればマラソンもある!・・でもこれからも陰で応援していきます。
最新登城記事
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新コメント
検索フォーム
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
リンク
来城者数