光城の前衛的支城・田沢城と上ノ山城に登城

それでは安曇野マラソン第3幕、マラソンコース駐車場周辺の城館めぐりに移ります。

駐車場周辺、というのはマラソン出場者が大会中、自家用車を駐車しておく場所です。
自分とY吉さんはセイコーエプソン(株)豊科事業所さんの指定券を受け取っておりました。

その駐車場から犀川を挟んだ東の山領に鎮座する3城郭に登ってみました。
ちょうど長野自動車道に沿った安曇野I.Cの東になります。

azuminopp (2)

例えるなら・・

光城がラスボスだとしたなら。
そのラスボスの右腕が中ボス「田沢城」だとして、
おなじく左腕の中ボスが「上ノ山城」、ということになります。

いずれもラスボスを守る手ごわいセミボスということになります。

azumihalfg4.jpg

↑エプソン駐車場もわかるように大会パンフレットを転用・修正加工させていただきます。
青い塗りつぶしが城館の位置と範囲(おおよそ)を示しています。
たびたびなんですが、2城分、一気にいきますので、できればついてきてください(笑)。

それでは挑んでまいりたい、と思います。

信濃 田沢城 (長野県安曇野市豊科田沢・田沢山)

田沢城は別名を「光小城」と呼ばれるように、光城の尾根伝い下に築かれた砦城です。
光城と同時期に併設されていたのかは不明ながら、その関係性は注目されます。
事実、ここに砦があるだけで光城はより強固な城砦と成り得るのですから。

azuminopp (40)
田沢北交差点から見上げる田沢山。

azuminopp (14) 入口の広い路側帯に車を停められます。

azuminopp (5)
登山道はまるで堀底を登っているかのよな錯覚をうけました。

azuminopp (7)主郭に出迎えてくれる石段?石積?が少々と後ろの土塁。

15分ほどの登山で主郭に辿り着きます。
登山道が整備されているためそれほどきつくはないのですが、
期待していた安曇野の眺望は望めませんでした。

azuminopp (3)消えかかっている田沢城を示すプレート。苦心の縁取り文字が泣けます。

azuminopp (11)背後の三重堀切が見事なのですが、ブッシュでなんとも・・。

azuminopp (8)
同じく主郭の背後に備えられた土橋と土塁・堀切。・・ここもブッシュですな。

土塁も高く、堀切との連動もうまくできた縄張りを持ちます。
しかし、いかんせん、広い尾根となっていく光城方面に対しての防備が不安。
はっきりとした城域が画されていないようです。

これは尾根続き山頂部の光城をあてにしたが故の普請かもしれませんね。

城は小県郡の海野氏出身者によるのが始まり、との記録がみられます。
その後、確証ではないのですが、田沢氏、花村氏、と受け継がれていったようです。

田沢城、一支城としては実に造り込まれた砦城だと思われます。
夕暮れ時で撮影も限界に近づいてきましたのでカモシカ並みのダッシュで下山!
次なる上ノ山城に向かいます。(あー忙しい!)



信濃 上ノ山城 (長野県安曇野市豊科田沢・殿山) <市指定史跡>

6月初旬、いくら日が長い、といってもさすがに6時は焦ります。
黄昏の城、上ノ山城まで登城、・・は時間的にとてもできません。そこで・・。
ここへは車道ですぐ近くまで行ける、という情報を細作によって掴んでいました。

azuminopp (38)田沢橋の正面から見上げる上ノ山城。

豊科カントリークラブさんにつながる車道を登って行きます。
この時間です。反対方向から降りてくる車はプレイを終えた高級車ばかり・・。
「フハハハハー!すれ違いは登坂車両優先ぜよ!」(・・悲しい)

・・なんとか着きました。

azuminopp (15)安曇野市の城址碑、ありがとうございます。

城址碑の後ろの遊歩道を登って行きます。
もう、すぐ頭上に城址がありそうな雰囲気です。
まさに、上の山、城、といったとはよくいったものです。

azuminopp (21)
そして、遊歩道を登ること僅か2分足らずで主郭部に着きま・・。

・・!!(゚△゚;ノ)ノ

azuminopp (17)・・・・・・・・・・・・(´・(ェ)・)

これは一体・・?
非常に悲しい光景に遭遇してしまったようです。
何故だか、松任谷由実さんの「リフレインが叫んでる」が替え歌で流れてきます。

どうして どうしてできるだけ
やさしくしなかったのだろう・・。
壊れるほど倒れてきた~。

azuminopp (19)
重みになんとか耐えている、城址案内板の痛々しい姿。

まるで落城寸前に居合わせた気分になり、必死で木をどけようとしました。
しかし、ダメでした・・。重たすぎる・・。
電気ノコギリでもないと無理そうです。

azuminopp (20)
ここまでが限界!、なんとかこれで判読できるかな?

azuminopp (18)
削平地のみが確認できました。

城は3、4段の削平地のみで構成され、城、というよりは見張台、監視台に近い遺構です。
尾根筋の山道を監視する施設だと考えられます。
非常にシンプルな簡単な縄張りで防御機能、ほぼなし・・。

光城側の施設か、あるいは平瀬城側の施設か、もっとも両者の繋ぎ城か。
その意味では重要な位置にある砦だともとらえることができそうです。
これで光城の両翼を制しました。

そして・・いよいよ光城への登城、明日の明朝を待っての攻撃に備え、休みます!

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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで、昨年4月6日に開設して以来、一年を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

「晩秋」
「秋」、というと皆さんはまず最初に何を連想するのでしょう?
四季がうつろいゆく様子が最も目と肌で感じることができる季節なのではないでしょうか?
今年の秋は久太郎にとっては一段と物悲しい季節になりました。
しかし、その思いが故にまた大切なことを感じる季節にもなりそうです。
でもなんだか秋の歌っていいですよね~。
以前なら、男闘呼組さん達の「秋」を熱唱していたものですが(古いですな)、あ、ナンノちゃんの「秋からもそばにいて」もいいかも?
(それも古いよ(#^ω^))
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