越前 川島城 🏯朝倉宗滴の養子、景紀の居城

越前 川島城 (福井県鯖江市川島町)

川島城は南北朝時代、南朝方であった河島蔵人惟頼の居城とされます。
その後、永禄七年(1534年)から元亀二年(1571年)までは朝倉景紀が居城しました。
景紀は(かげとし)とか(かげのり)と読みます。

景紀は越前国主・朝倉孝景の弟で、朝倉宗滴の養子となりました。
養父に劣らず武勇に長け、京都出陣、加賀出陣と従軍し活躍しました。
通称「孫九郎」です。

享禄4年(1531年)頃に敦賀郡司職に就き、積極的に軍事行動を行います。
永禄4年(1561年)5月、若狭武田氏の要請で朝倉軍総大将として出陣し逸見氏の叛乱を鎮圧。
また、若狭国三方郡の粟屋勝久ともたびたび交戦しています。

また景紀は、一乗谷で行われた連歌会の興行担当を務めたり、曲水宴の歌会参加など、
義父・宗滴と同じく和歌・連歌などにも深く通じた文武両道の人物であったようです。
朝倉一族は元々教養あるお家柄ですからね。(さすがです)

そんな朝倉氏一門の居城とあって「訪ねてみよう」、というのが軽いきっかけです。

e-kawasima (1)
川島町の専立寺の東の脇道を山中に登っていきます。

駐車場は専立寺さんの駐車場をお借りいたしました。
城址への道はお寺の向かって左の脇道がわかりやすいです。
ゆるやかな細道を林に向かって歩いていきます。

e-kawasima (2) 歩いてゆくと獣除けのゲートが現れました。

かんぬきを通行の度に元通りに施閂する、というマナー条件で先に進みます。
進むとすぐにまた動物除けの電気柵が巡っていますので、これも大股で越えて行きます。
・・このあたり、なんとなく城の防御ラインに入ったような錯覚を受けるのです。

e-kawasima (6)
・・?、左側に何か立ってる。・・墓石かな?

e-kawasima (3)墓石に非ず、川島城城址石碑でありました!w(゚o゚)w

辺りは普通の地山そのもので、城を構えるような地形には見えません。
若干の段が見られますが、この付近が本当に城址なのでしょうか?
辺りは草が生い茂り、これといった遺構も確認できませんでした。(残念)

e-kawasima (5) 石碑裏面。

e-kawasima (4)
なんとなく確認できた唯一の遺構の土塁と堀?(それも自信ナシ・・)

地形的には山城というより、山麓居館の体裁です。
城の範囲も特定できず、これといって認識できる遺構が見つけられません。
おそらく背後の尾根山頂部に詰めの施設があったものかもしれませんが・・。

時間的な制約もあり、背後の山には踏み込みませんでした。
・・でもこれで充分、撤退します。

実は景紀は同族の朝倉景鏡とは険悪の仲だったようです。
嫡男・景垙が大将の座を巡り景鏡と争った際、敗れて陣中で自害する、という異常事件が発生。
以後、両者は激しく対立し、席次を巡って争いを起こす始末でした。

朝倉宗滴、そして景紀、景垙の煮えたぎる武士の血は、次男の景恒へと受け継がれます。
朝倉景恒に関しては 越前・金ヶ崎城、天筒山城で触れています。

朝倉氏一門、敦賀郡司系に頑固一徹家風を感じました。

(それにしても景鏡クン、だからあなたは不人気なんだよな・・・)



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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで、昨年4月6日に開設して以来、一年を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

僕には城がある?
朝夕がひんやりとしてまいりましたね。
3人の息子のバスケットボールクラブ活動をずっと応援してきましたが、この夏に三男が中学生としての活動を終えて以来、なんとなく物足りない週末を送っております。
あなたには「城とマラソンもあるじゃない」と言われればそうなんですが、試合の合間合間にその会場近くの城を訪ねるのが本当に楽しみでした。
・・と思っていたら高校生の次男の試合もぼちぼちあるようですので、今後はそちらにも足を運べそうです。
「えっ!?来なくていい?」
・・まぁ、そういうお年頃でしたね。(そりゃそうだわな)
城もあればマラソンもある!・・でもこれからも陰で応援していきます。
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