武蔵 鉢形城 🏯巨大空堀と銅製縄張り図に超感動!

武蔵 鉢形城 (埼玉県大里郡寄居町鉢形) <国指定史跡> 《日本100名城》

弟とゆる~く行く、映画「のぼうの城」史跡めぐりシリーズ①

8月上旬の暑さ真っ盛りの中、弟クンと北関東までドライブへ行ってきました。
お互い1日しか予定が合わなかったこともあり、午前2時に岐阜を出発するという日帰り強行軍。
今回は映画 『のぼうの城』 の関連史跡を回りました。

『のぼうの城』は、和田竜さんによる歴史小説を原作とする作品で、2012年に上映されました。
皆さんも御覧になられたことかと思われます。
映画の舞台となったのは忍城でした。

「豊臣軍にケンカを売った、でくのぼうがいた。」「この男の奇策、とんでもないッ!」。
、というのがキャッチコピーでしたね。自分は奥方と倅3人とで映画館へ見に行ってきました。

映画のエンドロールを見ながら・・。
「いつか忍城に行ってみたいな~」と思っていましたが、やっと念願が叶いました。
付き合ってもらった弟クンとの行先に待つ史跡が楽しみです。



鉢形・忍 (14)
まずは北条氏が誇る北武蔵の堅城、鉢形城へと行ってみました。

鉢形・忍 (29)
荒川から見た鉢形城。断崖絶壁の上に築かれています。

鉢形・忍 (2)
笹曲輪に立つ鉢形城石碑。

鉢形・忍 (98)
こちらの銅製縄張り図が素晴らしくよい出来栄え!

鉢形・忍 (12) 見応え充分!・・いつまでも眺めていたい(笑)。

弟と色んな角度から眺めること30分。
余りに気に入った様子だったのでしょう、散歩中のお父さんに兄弟写真を撮っていただきました。
お父さんには城の見所や歴史を簡潔にわかりやすく教えて頂きました。(感謝!)

鉢形・忍 (4)
二の曲輪と三の曲輪間の巨大な空堀に見とれるわけでして・・。

鉢形・忍 (97) 柵が往時の雰囲気をだしていますね。

鉢形・忍 (86)
角馬出しと木橋が復元されていました。(これにはそそられました・・)

鉢形・忍 (96)
秩父曲輪に復元された四脚門です。

発掘調査に基づき平成16年に復元整備されました。
戦国時代の建築構造をとてもよくイメージできていいですね~。

鉢形・忍 (88)
四阿(あずまや)や庭園址も整備され、見学しやすいです。

鉢形・忍 (19)

鉢形・忍 (89)
組み直された石積土塁もありました。

石積土塁は、内側に河原石を3~4段の階段状に積み上げていました。
裏込石がなく、高さも一段が1m程度に造られていました。
関東地方の石積技術を伝える貴重な遺構といえましょう。

鉢形・忍 (22)
本丸まで行ってみました。

鉢形・忍 (25)
本丸下部の石垣。

鉢形城跡は、荒川と深沢川に挟まれた断崖絶壁の上に築かれ、天然の要害をなしています。
この地は、交通の要所に当たり、上州や信州方面に対する重要な地点でした。
 
鉢形城は文明8年(1476)長尾景春によって築城されたと伝わります。
後に小田原の北条氏康の四男・北条氏邦(うじくに)が城を整備拡充をしました。
以後、北関東支配の拠点として、また甲斐・信濃からの備えとして重要な役割を担いました。

兄・氏照自慢の八王子城に勝るとも劣らない規模を誇っていました。

しかし、天正18年(1590)、豊臣秀吉による小田原攻めの際には、前田利家・上杉景勝・真田昌幸らの北国軍に包囲され、激しい攻防戦を展開、1ヶ月余りにおよぶ籠城の後、北条氏邦は、6月14日に至り、城兵の助命を条件に開城しました。

忍城開城に先立つこと約1ケ月前にあたります。
(忍城開城は7月16日です。)

氏邦は名胡桃城事件の当事者であり、激しやすい短慮な性格と見なされることもあります。
しかし、兄の氏照同様に武勇・統治に優れ、北関東の最前線、上野方面の軍事を任されたのです。

武田信玄との三増峠の戦いをはじめ、本能寺の変後の神流川の戦いでは、滝川一益を壊走させる等、武功華々しく北条家領土拡大に大きく貢献しています。

小田原征伐の際には小田原城に籠城することに反対して大規模な野戦を主張しましたが評定では容れられませんでした。
居城・鉢形城に籠もって抗戦する、という毅然とした決断にも彼の武人としての一貫性を感じます。

北条魂そのもの、氏邦って一本気があるな。(かっこいい!)と思うのであります。
そんな思いに駆られながら弟クンと鉢形城をあとにするのでした。

鉢形・忍 (16)
伝逸見曲輪に咲いていた桔梗の花が。花言葉は「正直」「誠実」です。

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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで、昨年4月6日に開設して以来、一年を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

僕には城がある?
朝夕がひんやりとしてまいりましたね。
3人の息子のバスケットボールクラブ活動をずっと応援してきましたが、この夏に三男が中学生としての活動を終えて以来、なんとなく物足りない週末を送っております。
あなたには「城とマラソンもあるじゃない」と言われればそうなんですが、試合の合間合間にその会場近くの城を訪ねるのが本当に楽しみでした。
・・と思っていたら高校生の次男の試合もぼちぼちあるようですので、今後はそちらにも足を運べそうです。
「えっ!?来なくていい?」
・・まぁ、そういうお年頃でしたね。(そりゃそうだわな)
城もあればマラソンもある!・・でもこれからも陰で応援していきます。
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