若狭 天ヶ城 🏯小浜湾に睨みをきかす重臣・内藤氏の居城

若狭 天ヶ城 (福井県小浜市福谷・天ヶ城山)

【若狭武田氏と被官国人衆の城址を訪ねて・その4】
-内藤氏居城・天ヶ城を訪ねて-

今回訪れた城は若狭武田氏の重臣・内藤氏の居城と伝わる天ヶ城です。
内藤氏は武田氏から若狭守護代や小浜代官などに任じられた重臣です。
代々「筑前守」の官途を名乗った内藤筑前守系が天ヶ城を居城としたと伝わります。

tennga (14)湾内を出港する船を送り出している天ヶ城。

若狭湾の中でも周囲を陸地で囲まれた小浜湾はとても穏やかです。
そしてとても美しいです。海原をいく船の引き波がまたいい味を出してくれます。
そんな美しい小浜湾を抱えるような目線に位置する山が天ヶ城山。

tennga (13)
標高266mは比高が約260mでもあります。

tennga (1)
福谷口からの天ヶ城の登り口を選択します。

天ヶ城への登り口は尾根ごとにいろいろあるようです。
羽賀の羽賀寺から登るコースか、今回の福谷からのコースが手頃でしょう・・。
・・と地元のおじちゃんから教わりました。

tennga (10)
ダート林道を行き止まりまで行ったら広場に駐車して登城です。

なんだかこのコースは四駆向きです、心なしか相棒も楽しそうです。

tennga (2) ロープを伝って急斜面を登ります。

足がずり落ちてしまいそうな急斜面でした。
整備された登城コースもいいですが、このようなワイルドコース、ワクワクします。
攻めてる感あっていいですね。

tennga (3)
途中で振り返ると、小浜湾が見えてきます。

tennga (4)尾根をざっくり遮断する大堀切。(゚△゚;ノ)ノ

二重堀切となっているのですが、当然、フレームに収まりません。
上の写真の堀切が連続で2条もある、と思っていただければ結構です。
曲輪側との高低差は15mくらいありそうな大きな堀切でした。

tennga (6)
本丸主郭部に到着しました。

tennga (9)
細長い尾根を削平した曲輪が続いています。

tennga (5)天ヶ城(てんがじょう)を「天下城」と表現ですね。

内藤家は佐渡守系、筑前守系、下総守系、と3家に分家していたようです。
通説では惣領家は恐らく佐渡守系であったといわれています。
天ヶ城は武田四老の一人、内藤重政(勝行とも) の居城と伝わります。

天正三年(1575)の越前一向一揆討伐戦には織田方として参戦。
海上より攻撃を加える若狭衆に名を連ねて活躍します。
当時の織田軍にあって日本海側の貴重な水軍勢力だったのではないでしょうか。

tennga (7)頂上からは小浜城と後瀬山城が確認できます。

見渡せば若狭水軍が出撃していく様が想像できそうです。
上りも下りも非常にキツイ山城でしたが、楽しく、見応えある山城でした。
そして、麓の小浜湾の景観は本当に美しかったです。

粟屋氏と内藤氏に触れ、残る武田氏四老衆の2城も見ていきましょう。

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若狭の城は海と共にあり。

いつもありがとうございます。
・・らんまるさん、お疲れですか?
季節の変わり目は疲れがでるもの、暖かくしてはやく就寝するといいですよ。

そうなんです、若狭は京都の真北で、旅館の女将も普通に京訛りだったのでちょっとびっくりしてしまいました。

らんまるさんもですが、我々山国、美濃国人衆にとっても海には無限の可能性を感じ魅せられるものですね。国吉城も後瀬山城も、天ヶ城も高浜城もすべて海を視界にできる山城で、ロケーションは良かったですよ。
若狭国自体が南米のチリのような地形ですからね。

マイジムニーとは20年来の付き合いで、息子より付き合いが長いのです。
北信の雪は厳しいのでしょうね・・。大蔵省がダメなら国土交通省に泣きついてはいかがでしょう?・・あ、一緒の事か・・失礼いたしました。

ジムニー君への愛情満載

最近、マイジムニー君に乗る機会が無いので、貴殿の愛馬ジムニー君への愛情が羨ましい限りですw
そろそろスタッドレスに換装しなければなりませんが、信州の冬はオールシーズンタイヤで過ごせないので2セットのタイヤの消耗は大蔵省の予算を圧迫しています。

小浜市が京都の真北に位置するとは知りませんでした。あの辺は○○湾が多すぎて頭に地形図が入りません・・・(汗)
山国に住んでいると万が一このような場所に引っ越しした場合に「海上交通と中世城郭の戦略的重要性」みたいなテーマに取り組まないと村八分になりそうで恐怖を感じます・・(笑)

武田信玄が海を初めて目にした時に、即座に海の利便性を会得したと聞き及びますが、凡人には想像もつきません。なんせ11才にしてようやく上越の海を見て「向こうが佐渡島か・・・」とため息をついた小生ですもの・・(爆)

やはり支離滅裂なコメント、ご容赦ください。最近、疲れてるのかなあー(笑)
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 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで、昨年4月6日に開設して以来、一年を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

「晩秋」
「秋」、というと皆さんはまず最初に何を連想するのでしょう?
四季がうつろいゆく様子が最も目と肌で感じることができる季節なのではないでしょうか?
今年の秋は久太郎にとっては一段と物悲しい季節になりました。
しかし、その思いが故にまた大切なことを感じる季節にもなりそうです。
でもなんだか秋の歌っていいですよね~。
以前なら、男闘呼組さん達の「秋」を熱唱していたものですが(古いですな)、あ、ナンノちゃんの「秋からもそばにいて」もいいかも?
(それも古いよ(#^ω^))
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