紀伊 平須賀城 🏯原型が極めて良好状態で残る城郭

紀伊 平須賀城 (和歌山県日高郡みなべ町西本庄・平須山) <町指定史跡>

IMG_3549.jpg平須賀城の南麓、南部川に架かる四郎橋の袂から平須山を見ます。

平須賀城は「へいすがじょう」と読みます。
城は、南部川が大きく蛇行する地点にある平須山山頂に築かれています。 
周囲の斜面は険しく、三方を川に囲まれた、見るからに要害の地となっています。

heisuga (2)山頂には石碑や案内板はありませんので、この道標が唯一の案内です。

平須山の東麓側の小さな橋に小さな城跡への道標が出ています。
これを見逃ないようにして駐車させていただきます。
ここから道標に従って梅林の林道を登っていくと脇から登る道があり、これが入口です。

heisuganobori.jpg ここも見逃さないように。

heisuga (4)
梅林脇の急斜面を登って行くのですが・・。

これが結構な急斜面!尾根筋とはいえ、斜面直登に近い感じです。
木々は刈り払われているのですが、足をかける場がありません。
梅林に張られた獣除けの電気柵にも触れないようにしないといけません。

heisuga (11)主郭部手前は見事な堀切で仕切られています。

見通しのよい堀底で切られた木々もきれいに並べられています。
斜面の木は等間隔で意図して残されているようです。
これなら土の流出も防げますね。

heisuga (5)その大堀切から延びる竪堀は畝状となっています。

1条の大堀切から2条の畝堀切に分かれていく様がよく観察できます。
木々も切り払ってあってとても遺構がよくわかりました。
先程の大堀切とこの畝状竪堀は非常に素晴しく強く記憶に残りました。

heisuga (6)
よく草が刈られて形状が掴みやすい主郭部に到着。

heisuga (7)
大きく六段になっている腰郭が段々に連なります。

heisuga (8)
地元では「天守台」と考えれている本丸。

heisuga (1)本丸からは南部の町が遠くに一望できました。

平須賀城は室町時代に野辺忠房によって築かれたました。 野辺氏は源経基の子・満快の後裔です。
忠房は湯川氏に属し、子・光房は湯川直光の猶子となり「光」の字をもらいます。

しかし、光房は永禄5年(1562年)に河内国若江で三好氏と戦い討死します。
その子、春弘のとき幡山に要害城を築いて居城を移したそうです。
ちなみに要害城は未だ正確な場所が不明な「幻の城」とされています。

heisuga (9)曲輪越しに見る、熊野へと続く紀伊山中の景観も素晴らしい(* ´ ▽ ` *)。

heisuga (10)
大手口から続く長~い馬場郭は直線で50メートル以上にもなります。

たまたまこうなのでしょうか?訪れた時は城域全体の下草が刈り取られていました。
お陰様で遺構の様子が見やすい、見やすい(((o(*゚▽゚*)o)))
きっと、定期的に手入れされているのでしょう。

拍手したいのは刈り払った草や木を一ヶ所に固めてないことです。
そして風雨から守るよう、遺構の上に毛布のようにかぶせてあるんです。
尚、道の駅「みなべうめ振興館」1Fには平須賀城の模型があるそうです。

事前に情報を入手しておりながらこの模型の事をすっかりと忘れてしまいました。゚(゚´Д`゚)゚。
恐らく、地元の城址を守って行こう、とする意向が見られるのでしょう。
広大な城址だけに大変だと思いますが、頑張って欲しいと思います。

いつかまたその模型を見学しにでも再来したいと思いました。




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 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで、開設以来、3年目を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

対馬にプチ出国してきました。
7月7・8日と対馬国境マラソンに出場しました。
かつてないほどの災害になろうことを予測しなかったわけではありません。
災害に遭われた方々や関係者様方の気持ちを想えば不愉快な内容になってしまうことばかりでしょう。
未だ復旧の道筋が見えない中でも、どうか希望を捨てず一日を積み重ねて行っていただきたい、と思い久太郎も復旧ボランティアに参加する意を決心いたしました。
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