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国境の島・対馬を走りました

第22回国境マラソンIN対馬に出場

メイン会場:三宇田海水浴場
平成30年7月8日(日) AM9:30スタート
参加人数:約1400名(全種目合計)

kokkyoumara (12)

西日本豪雨により被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げます。
そして 被災地域の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。
 


7月8日、長崎県対馬にてハーフマラソンに出場しました。・・と言う前に・・。
7月6日、それは西日本を襲った、かつてない記録的な大豪雨の中の決断でした。
移動手段として予定していた山陽新幹線、及び山陽地方~九州の在来線は一部運行中止・・。

仮に行けたとしても戻ってこられる保証はどこにもありません・・。
次々と報道される悲惨な事態、・・悩みに悩みました・・。本当に悩みました。
行くべきか?止めるべきか?、八割方、「今回は諦めよう」と思いかけた時でした。

背中を押してくれたのは奥方の一言でした。
「飛行機なら行けるんじゃない?」(軽っ!)
普通、妻ならば、家族ならば、外出自体思いとどまるように言うものですが・・。
(奥方には本意も他意もないことを願う・・)

とにかく決心!行きの電車で熱田方面に手を合わせます。
信長公の気持ちが少しはわかるような・・。
自分にとってはこれが「気持ち桶狭間」です。

kokkyoumara (1)
・・という訳で本日旅券を予約、セントレアから福岡まで行ってみます。

kokkyoukeitai (1) 無事に福岡に着陸(´ω`人)、 

飛行機はなんとか就航。でも視界不良で帰還する可能性もあり、・・って・・(´・_・`)。
とかいって、無事に着陸、そして風雨の中、地下鉄と徒歩で博多埠頭まで着きました。
・・さて次のハードルは九州郵船さんが壱岐対馬便を運航してくれるかどうかです。

kokkyoukeitai (3) 果たして出港できるのか?

そして0:04発の博多~対馬厳原港行は通常運航と決定!(´ω`人)
これでなんとか対馬へ行けることはできそうです。
自分にとってはこれが「気持ち遣唐使」です。

kokkyoumara (3)
博多港よ、さようなら、再びその土、踏めるや否や・・。

kokkyoumara (2)
誰もいない二等室・・(冷汗)&(冷笑)。おいらの傘とバックがポツン・・(苦笑)。

デッキに出るのは無謀だと判断し(当たり前)、おとなしく船室で仮眠を取りました。
途中、船は予想通りに揺れましたが、なんとか船酔いは免れました・・。
そして午前7:00、無事に対馬の厳原港にて下船。

kokkyoumara (4)
対馬はあいにくの霧雨が降っていました。

しかしこの後天気は回復!、曇りとなったのは幸いとしかいいようがありません。
予約していたレンタカーを借り、計画通りに観光を開始。
マラソン大会は次の日なので思いっ切りの城と史蹟めぐりを満喫です。

金石城→金石城庭園→清水山城→万松院→宗義智公銅像→桟原城→
金田城(城山)→和多都美神社→烏帽子山展望台→対馬藩お舟江跡→池の屋形・・等々。
また後日に順次アップしていきたいと思います!



・・さて、本題はここからになります。
前置きが長くなって危うく話が横道にそれるところでした。

対馬という島は南北約82km、東西18kmもある、意外と大きい島です。
これは北方領土と沖縄本島を除けば、日本の離島で3番目に大きい島、という事になります。
離島だから、といってコンパクトに観光スポットを回れるわけでもありません。

自分が宿泊した厳原の街からマラソンが開催される比田勝の街に移動するにも
シャトルバスで2時間!以上もかかりました。(無料は大変有難かったですぅ・・)
「国境に行く・・」、という気分が味わえましたよ。

kokkyoumara (13)
AM5:45分に厳原港ターミナルを出発。

miuda.jpg AM8:00会場の三宇田海岸に到着。

到着直後は霧雨と風が強かったのですが、スタート前にこれが収まりました。
これにもなにか神々しいパワーを感じたりしてテンションもあがってきます。
しかし、今回のマラソンはゆっくり走るファン・ランと決めてたので気持ちも幾分リラックス。

それより、会場について驚きました。
約3分の1にあたるランナーさんが韓国からいらした方だったのです。
案内板もアナウンスも日本語と韓国語で、勢いだけなら韓国ムード。元気一杯!という感じ。

自分もちょっとした異国に身を置いているような感じで意気高揚。
元気いただきです!(某カレーのCMではありません)
この特長こそ、、国際交流マラソン、国境マラソンである由縁なんですね。

kokkyoumara (8)
「青い海、蒼い空」、・・ではなかったですが、涼しくて、まずまずの天気です。

『半分、青い。』・・って感じでしょうかね。
(スペシャル時事ネタですみません・・)

さ、それではスタートです!(-_-;)

<スタート>

ファン・ランという事と、韓国からのランナーさん、地元の方優先で後方からのスタートです。
皆さんの背中とその先に続くコースを見据えて号砲を待ちます。
ハングル文字が読めたなら、Tシャツの背に書かれた意味もわかって面白いだろうにな・・。

そして拍手喝采の中、スタートです!
いきなりの上り坂と狭い道でのトコトコスタート、ま、これもいいもんです。
日本なんだけどどこか異国情緒があるコースを走っていきます。

tusimapa (1)
「このコース、かなりきついです」、逆にやる気が湧いてきます。

<序盤から1km~7km>

基本的に集落、港、峠、の繰り返しといったロケーションです。
したがって、集落間の峠での長~い上りと下りが順次めぐってきます。
トップスピードで走ると、すぐにバテる、キツイコースとなっています。

最初に通ったのが泉湾、湾内は穏やかで海がとっても綺麗でした。
沿道では島民あげての大応援を受け、嬉しく、元気を貰えます。
美しい景観に癒されながら、対馬を感じながらの爽快ランです。

tusimapa (2)ここでは峠も愛すべき特徴コースとなっています。

<中盤8~15km>

・・多分、この日は涼しかったからいいようなものの・・
梅雨明けの猛暑日だったら・・、文字通りかなりキツイことでしょう。
この区間では歴史的背景を感じながらのランが楽しめます。

雄大な豐湾、豊砲台跡や韓国展望所の近くを通ります。
秀吉の朝鮮出兵の折、名護屋城の中継地点として築城された結石山城(ゆいしやまじょう)、撃方山城(うちかたやまじょう)の麓も通り、国境最前線の地域性が感じられました。

<終盤~ゴール>

大浦湾から山中を通り、比田勝湾に出てくると、再び港ビューとなります。
漁船の灯火(名前がわかりませんが・・)が様々で面白いです。
韓国から見えたランナーさんたちはここの港から釜山へと連絡します。

isaribi.jpg

ゴールに向かって右手には素晴らしい海上風景を見ながらのラン。
この島だけに流れる時間を感じながら、惜しむかのように走ります。
平均ラップはkm/5分16秒、普段のジョグペースと変りありませんでした。

kokkyoumara (7)ラストの下りは猛ダッシュ!でゴールに吸い込まれます!

kokkyoukeitai (7)
結果は1時間51分27秒、ゆっくり走った割にはいいタイムに・・。

kokkyoukeitai (6)国境マラソンに相応しい朝鮮通信使の絵柄のTシャツがカッコいい!

大会の会場はコンパクトで導線がしっかりしていました。
毎年熱中症によるランナーさんが多いらしく、救護体制もバッチリな様子でした。
ゴールしてからのお食事券や温泉入浴券も嬉しい特典です。(お風呂は激混みでしたが・・。)

kokkyoumara (9)
浜にて焼きたて弁当が味わえるのもサイコーでした!

対馬マラソンでは走りながらいろいろな感動をしました。
給水場でのいたわりの言葉とおもてなし、沿道でのあたたかい応援、スタッフさんがたのお気遣い。
海と山に包まれ、そして古代よりの大陸文化とのクロスロードを走ることで、自分なりの対馬を感じること能いました。

できることならまた来たいな・・。
・・でも、その前に家まで帰れるのかなぁ~・・。
目の前に広がる海原を見つめながら。
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ツシマで感じたこと

らんまるさん、コメントいただきましてありがとうございました!

実をいうと私もハーフやらフルやらウルトラやら、走る方々の気持ちは未だに理解できないんですよ(笑)。走っておきながらなんなんですが・・。

「何を目的に走るのか」、は人それぞれなのかもしれません。
私が地方の大会を走る理由は、その土地の城郭の事を知りたい、と思うが故にその土地を自分の五感で走りたい、と思うから・・かもしれません。

お城巡りで自分なりの息吹を感じ取るには少々ハードな方法ですが、記憶にも鮮明に残り、これが一番だと思っています。

韓国と日本、アジアと日本、長い歴史の中でいいことも辛い事もお互い沢山経験してきました。過去の史実をキチンと勉強することは大切だと思います。
しかし、それにあまりにも固執していては未来には目が向けられません。
いざとなったらお互いが協力し、歩み寄りができる、そういった関係を築いていくことができたらいいですね。

今回のマラソンを通じてそれはできる、と強く思いましたよ。

あ、それからカワウソには会えなかったのですが、ツシマヒラタクワガタ、という
国産亜種のカッコいいクワガタに遭えましたよ!。スズメバチ数匹と一緒にいたので採集はできませんでしたが・・。(家に標本はあります(;^_^A)

ご心配をおかけしました。

ご心配をおかけしました。

Y吉さん、コメントありがとうございました!

本来なら中止して然るべき状況でしたし、その時はまだこれほどの甚大な被害になろうとは夢にも思いませんでした。
向こうの宿で次次に舞い込んでくる中国・北九州での絶望的被害を聞くに
「こりゃ、帰れんな・・」と腹をくくったものです。

あの時、奥方があの一言を言ってくなかったら、私は多分行きませんでした。

知らない土地に初めての交通手段ばかり、楽しい中にも不安まるけの3日間を対馬で過ごし、帰宅した際は、家族の無事と自分の無事を確認できて、感謝で涙が溢れました。

なんとなく精神的に強くなれたようにな気がします。
Y吉さんのアドバイス通り、オフシーズンは家族との時間も同じくらい大切にして
楽しい明るい年を過ごしていこう、と思います。

いろいろご心配をしていただき本当にありがとうございました。
次は一緒に10月の滋賀県浅井・お市マラソンですよね。
お互いに「お市」様を大切にしましょう!(笑)

対馬守久太郎より

小野妹子は男だったという笑劇

「健康的で文化的な最低限の生活」を保障され実践している(?)つつましい我が身にしてみれば、「挑戦的で目標達成の為に危険を顧みず人生楽しんだもの勝ち」という貴殿のライフスタイルは羨ましい限り・・・(笑)
そのまま海を渡り朝鮮式山城の探索もお願いしたかった・・・(爆)

冗談はさておき、年を重ねるごとに重力に逆らえなくなっていく我が肉体を憂いて、二か月前から毎朝ウォーキングからスタートしてジョギングへステップアップして5kmを日課としていますが、疲れすぎて昼寝三昧の毎日・・・(汗)
さりとて、いまだハーフマラソンとかフルマラソンを走る人の気持ちが理解できず(笑)

最近、韓国叩きがエスカレートしてるのは嘆かわしい事ですね。その昔、日本が韓国を併合した歴史的事実を一部の方は負と思うようですが、朝鮮半島の急速な近代化と合理化は日本の役割が大きかった事も認めて頂きたいと思います。
そして、日本も古代のむかしから朝鮮半島を経由して大陸文化を伝えてもらった史実をキチンと理解すべきだと思います・・・。

「チョッと何言ってるかわからない・・・」(笑)

貴殿には韓国に渡り平成最後のジョン万次郎になって欲しかったが、叶わぬ夢となりました・・・(爆)

対馬の国産カワウソを密かにお持ち帰りしたと信じておりますが、ホント?(笑)

お疲れです

いや~ほんと、行き帰りの道中は大変でしたね。

飛行機で行けば。ってのは、奥さんの助言だったんですね。
v-12


対馬でマラソン。
うーん、私にはアイデアが無い。
よく、対馬で走ろうって决心されたところが素晴らしいです。

とりあえず、マラソンは一旦シーズンOFFに入りますが、少し休息して、ご家族の方々に注力してあげて下さいね。
プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで開設以来3年目を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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