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美濃 串原殿 🏯姫井戸伝説のある砦

美濃 串原殿 (松本砦) (岐阜県恵那市串原松本)

すっかり秋らしくなってきましが・・。
週末になると台風と雨がやってくる今日この頃、
太田裕美さんの『九月の雨』を口ずさむ自分がいます・・。

「September rain rain~♪ 九月の雨は冷たくて~♪」、・・。
・・うん?、あ、そういやもう10月でしたね(;^ω^)。

最近は恵那郡の串原村にハマっている自分です。(串原大平城串原柿畑城
串原村にはコンビニがありません。ガソリンスタンドも数軒。(しかも日曜休み!?)
・・バスは一日一度くる、は吉幾三さんの歌ですが、はっきり言って田舎です。

しかし、我々が便利さに慣れ過ぎただけで、「足りたるを知る」本来の姿かもしれません。
そんな中、今回訪れた城址は串原殿(くしはらでん)、字から松本砦とも呼ばれます。
昔から「クシハラデン」と呼ぶそうなので地元の方々の意に従いたいと思います。

kusiharadenn (1)串原殿の小丘は大平川の源流地域、松本の中央部にあります。

串原殿には山の中腹に現在も末裔のO氏がお住まいです。
よって無断での見学はご法度です。
自分はこの度、草刈り作業中の当主にお会いでき、見学の承諾をいただきました。

写真では判りませんが、さる昔、丘の尾根先端部が土砂崩れし、山の形が変形しています。
この土砂崩れで主郭部の東に展開していた城の一部も共にくずれたそうです。
(記事の後に図面で示したいと思います)

kusiharadenn (4)杉木立から垣間見る串原殿の主郭部側面。(手入れがされていますね)

写真中央部の斜面に伝説の「姫井戸」と呼ばれる井戸址があります。
串原殿が落城の際(恐らく武田軍による)、姫が投身して果てた、という悲しい伝説です。

女性がこの井戸を覗き込むと祟りがあるそうです。
さらに、女性がここで蛇を見てしまったら、その蛇は姫の怨念が化身したものだそうです。
同じく祟りをうけるとされ、今も怖れて立ち入る者はいないそうです・・。

今回、調査使命上・・敢えて立ち入りました。(写真は掲載しません!)
幸いなことにヘビには会いませんでしたし、井戸自体も埋まっておりやや拍子抜けしました。
当主さん曰く、「オトコならば、大丈夫やって(笑)」、・・ですって・・。(ホントかな?)

kusiharadenn (5)
かつては堀切になっていたといわれる箇所は現在は林道が通っています。

kusiharadenn (2)
主郭部の様子。

kusiharadenn (3)
主郭の南を取り巻く腰郭は大半が墓地による造成とみられます。

kusiharadenn (6)
串原殿の旧堀切部の上には見守るような石仏様が。

城は串原殿、といわれる通り、串原遠山氏の持ち砦であった可能性が高いです。
付近には串原大平城へと続く「馬道」が大平川沿いにあったそうです。
小御所の下村城(上矢作町)から大平城へのルート中間地点に位置します。

kusiharadend.jpg

残存状況からはっきりとした遺構がつかめないのが残念ですが、
砦としてのその役割は位置的に理解できましょう。
串原遠山氏は三河・美濃との境目の守備を担っていた一族だったのかもしれません。

※重ねて申し上げますが、串原殿は個人宅のすぐ裏山です。
 見学の際は無断立ち入りをすることのないように一声おかけしましょう。
※念のため女性の方はやはり姫井戸には近づかない方がいいかもしれません・・。
 


Ⓖは串原殿の主郭部を指します。
付近に駐車場はありませんので迷惑にならない路肩に駐車して歩きました。

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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで開設以来3年目を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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