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美濃 片知城 🏯渓谷間を立ち塞ぐ身元不明の山城

美濃 片知城 (岐阜県美濃市片知谷戸・城山)

暖冬といわれるこの冬もさすがに冷え込んでまいりました。
受験生を持つ親としても健康には充分気をつけたい今日この頃です。
さて、自分の体調管理の秘訣は「よく走り、よく食べ、よく眠ること」、です。

そして、「よく城に行くこと」、これです!

結局これが言いたいんじゃないの?と突っ込まれそうですが・・。
自分の好きなことに没頭できる時間というのは大切にしたいものです。
でも何事も程々に、という言葉もございまして、腹八分目がよろしいかと。

「腹八分目」、これも体調管理の秘訣かもしれませんね。

そんな折、出かけたのは美濃国のど真ん中、美濃市にある片知城です。
地図でみると丁度美濃地方の中心地にあるようですよ。(岐阜城は意外と西濃寄りなのです)
かなり高い山の上にある遺構なので先ずは登ることから始まります。

Mkataji (2)聳え立つ城山を板取川対岸から仰ぎ見ます。

標高約400m、比高340mの山城としては比較的高所の城山。
片知川と板取川の合流する地点に城は築かれました。
小野城、鉈尾山城、天王山城、等‥、美濃市の山城はどれも標高が高いのです。

Mkataji0.jpg
城山は国道沿いの「自由の女神」が目印!

写真では丁度、女神の掲げた松明(トーチ)の先っちょになるように撮影しました。
そう、右手に掲げているのは松明なんです。
ちなみに左手に持っているのは「アメリカ合衆国独立宣言」です。‥豆知識!

個人的にはこの地、かつて子供たちが所属していたミニバスケチームの合宿でよく来ました。
この先を右に入った片知渓谷で毎年のように川遊びを楽しみました。
懐かしさが込み上げ、しばし思い出にふけりながらの城めぐりです。

・・と、その前に、愛車と林道遊び・・。
Mkataji (1)
板取川沿いの岩盤切通し道。

この辺りは高い山々と深い谷が織りなす岩盤地形となっています。
岩から染み出た川の水は透明度が高く、非常にきれいなんです。
付近には見事な鹿垣もみられ、昔からの、石との関わり合いが感じられます。

Mkataji (3) 付近には落石防止処置があちこちに。

Mkataji (4)
林業仕事に使われるレール沿いに登って行きます。

途中までですがこのレールに沿って登って行けます。(あくまで途中まで・・)
先程の美濃市の山城たちの中ではここ片知城だけが登山道整備されていません。
したがって尾根道直登が一番の安全かつ最短コースになります。

ヤブ漕ぎですが・・。

Mkataji (5)
麓からゆっくり登って40分ほどで尾根の堀切が現れます。(汗ダックダク!)

中央に土橋がつき、両端は竪堀となっています。
主郭部とはやや離れた所に備えてあります。
主郭部へはさらに標高40mほど登ります。

Mkataji (8)本丸は楕円形の形で20m×30m程。

南側は端部が崩れてはいるものの、頂部はよく削平されています。

Mkataji (9)
城址碑かと思いきや、基本測量柱と掘り返されたような謎の石碑。

Mkataji (10)
本丸東から北、西の面にかけては鋭い切岸がかかっています。

本丸の下は周囲を腰曲輪と犬走りで囲ってあり、1周できるようになっています。
北へ延びる尾根には70m程もある直線の平場が見られ、その先を堀切で画しています。
また、西側尾根には3段の明瞭な曲輪が確認できます。

Mkataji (16)山頂からの眺望。

木々の枝に阻まれて隙間からチラチラとみえる麓の様子です。
写真の左側に見える高い山が鉈尾山城で、右側の木と被っている低山が小倉山城です。
眺望は阻まれますがやや西へ同じくらいの距離の所に天王山城も見えるハズ・・。
(しかし、思えば高い所に来たもんだ・・)

Mkataji (15)
主郭部周囲には一部石垣か??

自然石の重なりか、石積か、微妙なジャッジです・・。
上の写真は自然石の重なりに若干、人力による手を加えた形跡を感じました。
必要最低限の労力で、「石垣」に見立てたような・・。

Mkataji (14)何となく崩れた石垣のようにも見えてしまいますが・・。

矢穴とかが確認できませんし、乱雑なので、おそらく自然石なのでしょう。
しかし、普請中に出土した石を積み重ねたようにも見えなくもありませんでした。
それは石が折り重なった場所が集中しているからです。

こういった例はお隣の鉈尾山城にも見られました。(出来栄えは鉈尾山城に軍配)

片知城は築城年代や城主の伝承など不明な点が多い山城です。
しかし、鉈尾山城とよく似た縄張り遺構がみられることから、
何かしらの関係性はあったことは推測できそうです。

鉈尾山城のみならず、天王山城、小野城、加治田城・・。
遺構パーツごとに少しづつ似た遺構が見られるのも見学すると感じます。
大桑城(山県郡美山町・高富町)から東に展開する山城ネットワークにも注目したいところです。



Ⓢには渓流釣りシーズン用の駐車スペースがありお借りしました。
Ⓖが主郭部。Ⓢから尾根沿いにゆっくり休憩付きで50分ぐらいでしょうか。


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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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