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丹波 八木城 🏯丹波最大級の山城へ登りました

丹波 八木城 (京都府南丹市八木町八木・城山)

ここ数年、京都・丹波に行く機会が増えました。
長男が京都で学生生活を送っているからです。
帰省の折、迎えに行ったり、荷物を届けに行ったり、そして・・。

それにかこつけて京都・丹波の山城をめぐるというのもルーティンの一環となっています。
お小遣いの少ない自分にとって、我が家の公費で行ける、こんな嬉しい事はありません。
長男にも会うことができ、おまけに城まで行けるなんて・・。

かわいい子には旅をさせよ、といいますが、いや~、納得です。(なんか違うか・・)

長男:「俺、5時間目まで講義あるから夕方まで暇つぶしてていいよ」
自分:「了解!」(`・ω・´)ゞ
・・こんな気持ちいいハキハキとした返事をしたのも実に久しぶりです。

・・っということで今回は以前から憧れていた丹波・八木城に行くことができました。
丹波・八木城は丹波国三大城郭のひとつで、黒井城八上城とともに数えられています。
また、キリシタン武将・内藤如安ゆかりの城としても知られていますね。

yagienkei.jpg城山一帯に展開する複合梯格式の山城、八木城。

天文22年(1553)内藤国貞三好長慶と結んで八上城主波多野氏と対立。
八木城は波多野方に攻められ落城、国貞は討死します。
その後、松永久秀の弟・松永長頼が八木城を奪還します。

長頼は国貞の娘を娶って内藤宗勝と名を改め、八木城主となります。

しかし内藤宗勝は永禄8年(1565)黒井城攻めで討死。
宗勝の子がキリシタンとして著名な内藤如安(ジョアン)です。
内藤如安については、後、小西行長の重臣となり、関ヶ原合戦後は前田利家の庇護を受けます。

江戸時代にキリシタン追放令が出されるとマニラに追放されました。

tannbayagi (17)麓の春日神社西口に立つ内藤ジョアンと八木城の石碑。

キリシタン武将に相応しいお洒落~な石碑です!
十字架と装飾されたデザインが清廉な印象を受けます。
この石碑を見るだけでもここに来た甲斐があるというもの。

tannbayagi (18)
模擬城郭風?の高速道路下のトンネル手前に路駐できます。(説明版あり)

tannbayagi (20)
登山道は山城にしては登りやすいと思いました。(個々の感想)

tannbayagi (19) tannbayagi (21)
10合目から1合目までカワイらしいイラストが案内してくれました。

tannbayagi (22)
25分ほどの登山で頂上に到着です。わ、なんか景色良さそう・・。

tannbayagi (26)
本丸にはいい所にベンチがおいてあります。

tannbayagi (24)やはり山城からの眺望というものはいいものですね∠( ^ o ^ ┐)。

本丸からの眺望は本当に素晴らしかったです。
冬のピーンとした張り詰めた空気が余計に相まっていました。
散策前のしばし、ブラックコーヒーとカロリーメイトでおやつタイム・・と。

さて、今回は主郭部だけののんびり散策です。

●本丸●

本丸にある縄張り図を参考にして見学する範囲を決めます。
丹波・八木城は別郭の集合体で構成されています。
個々の郭自体が一城郭規模に匹敵するといっても過言ではありません。

tannbayagi (25)

tannbayagi (1)
一段下からみる本丸は天守台にも見えるような迫力もありました。

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両脇を土塁で囲った曲輪の様子もよく観察できます。

tannbayagi (2)
本丸虎口の土塁。

tannbayagi (5)本丸周辺には石垣も残っていました。

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tannbayagi (14)
崩された石垣の中にあってもよく残っていると思います。

場所によってはもっと高石垣が残っている箇所もあるようです。
また次回訪問した時はしらみつぶしに探してみたいものです。
(いつもながらいい加減な予習しかいないので、後で後悔すること度々・・)

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金の間より見上げた本丸と虎口。

●二ノ丸(内藤和泉守将郭)●

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本丸と二ノ丸を連絡する馬場の址。

真冬の山城はとても見通しがよく、直線が映える郭の一つです。
尾根全体が城郭となっているため空間的にも広く感じるのが特徴です。
曲輪ごとに守将の名が付いているのも歴史的緊張感がありますね。

tannbayagi (13)
どちらかというと本丸よりも切岸がはっきりして、高いのがわかります。

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こちらも本丸規模に匹敵するほどの土塁です。

tannbayagi (9)本丸・二の丸の堀切。

●北の丸(内藤五郎郭方面)●

tannbayagi (15)内藤五郎郭直下の堀切。

北に面した曲輪ですが、本丸とは距離があるため南面のような明るさがありました。
所々に小さな謎の横穴がありますが、何かを採掘したようです。(マンガン等?)
どこまで行っても遺構の規模が小さくなる気配がないほど大きな城郭に驚くばかり・・。

まだま見所はたくさんあるのですが、今回の散策はここまでです。
この城は非常に規模が大きく、じっくり味わえば色んな発見があることと思います。
ヤブ漕ぎになる箇所もあるかと思いますが、探索する価値の高い山城だと思います。

山城歩きでなくとも、ハイキングとしても気持ちいいコースだと思います。
さてさて、今回は長男の用事にかこつけてのどさくさ城めぐり。
また来れるチャンスは何度もありそうですから・・。

こちらにはまたじっくり再来したいな、と強く思いました。(我が家の公費で・・)



Ⓢは内藤ジョアンの石碑が立つ登城口。車は説明版脇に路駐か、春日神社に。
Ⓖの城山山頂部まで遊歩道があります。(山頂まで徒歩約25分)
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非公開コメント

麒麟光秀予習城めぐり・・。

らんまるさん、特に勇気がいるほどでもない内容記事・八木城へのコメントありがとうございました。
・・そうなんです、これほど前から次の大河が盛り上がっている風潮というのはちょっと異常な気もしますね。それほど期待度が高いのでしょうね。

らんまるさんのおっしゃることに一理ありです。光秀公の真骨頂は近江坂本と丹波での経営・経略手腕、或いは朝廷との折衝役等にあるのに、その不明確な前半生にスポットが当たり過ぎでした。挙句、立ち回りの上手な秀吉との出世競争対抗馬として、哀れに散り行く存在で過ぎてしまうお決まりの展開ばかりが目立ちます。今回はそのあたりをどう描くか・・がっかりしない脚本だといいな、と思います。

ところで長男と家族は私の趣味をよく理解してくれてはいます、が、ハマるほどの趣味ではない、という「親子二代の城フリークはいない説」は実証されていると思います。私に限っていえば私の弟が城フリークなので「兄弟姉妹の城マニアは存在する説」は大いにあると思いましたね。・・検証すると面白いですね。

丹波を代表する山城たちは離れに出丸があったり、隣の尾根、隣のピークにも遺構があるなど、複合城郭が多くて大変です。限られた時間のありきたりな見学になりがちですみません・・。

内藤如安は華々しい戦国武将、という訳でもないのですが、キリシタンとして崇高な信仰を貫いた姿に感じ入るものがありました。・・実は私も現地に行くまでは誰?っていう感じで(笑)。

らんまるさんのルーツ、兵庫県豊岡市方面にもあるのですね。兵庫は巨大石垣遺構の宝庫ですので、石垣ファンにはたまらないです。また機会を見つけて我が家の公費?で行きたいものです・・(^_^;)

勇気を出して丹波の山城にコメント

こんばんは。丹波の山城巡り・・・羨ましいなあ・・ 来年の大河は明智光秀だし。

でも、ドラマでの光秀の丹波平定の戦は高速参勤交代並みのスピードであまり語られることは無いのでしょうね。真田丸の時の関ヶ原同様・・・(汗)

それにしても父親の趣味をよく理解したご子息で良かったですね。が、小生の貴重で少数のお城仲間で親子二代の山城フリークという方は残念ながら誰もおりません。この趣味は世襲とか遺伝子とか全く関係ないようです。我が家の子供(といっても既に全員所帯持ち)も全くかけらの興味も持ち合わせておりません・・(汗)

んーん、さすれば孫どもを感化するしかあるまい・・・(真田幸村の陰謀か?・・笑)

さすがに丹波を代表する山城ですね、眺めも素晴らしい!
是非次回は詳細な探訪のご報告をお願いしたい。

内藤如安って初めて知りました。松永さんちの孫なんですねえ。さすがに爺さんの血統を引く活躍です。ちなみに小生、松永秀久の隠れファンでございますw
生涯信仰を全うするなんて立派過ぎます。クリスマスケーキ食べて初詣に行く身が恥ずかしい・・・(笑)

我が家のルーツは兵庫県豊岡市辺りなので、「母を訪ねて三千里」と行きますか・・(なんのこっちゃ?)
プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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