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丹波 園部城 🏯日本城郭史で最後の築城城郭

丹波 園部城(園部陣屋) (京都府南丹市園部町小桜町・現園部高校)

丹波・八木城を下山した後に立ち寄ったのが園部城です。
この園部城、実は日本の城郭史上最後に築城されたと言われるお城で有名?です。
・・恥ずかしながら自分は知りませんでしたので(^_^;)。

sonobe (9)園部城の現存巽櫓と櫓門。

園部藩は元和5年(1619)国替えによって但馬・出石より移封となった小出吉親が起こしました。
当初、小出吉親はこの地に築城することを江戸幕府に願い出たのですが・・。
諸事情あってか許可が下りなかったため、天守や櫓を持たない陣屋として築いたものです。
徳川幕府の制度上では陣屋という扱いになるが、規模としては城と呼べるものでした。

城が完成したのはなんと維新後の明治2年(1869)になっての事。

幕末の動乱期でもあり、園部は京から近く万が一の時には要街地ともなります。
そういった度々の進達にも関わらず、なかなか改修は認められませんでした。
しかし、慶応4年(1868)明治政府に願い出、「帝都御守衛」の為として遂に認められました。

sonobe (8)園部城では最大の櫓で象徴的な巽櫓。

sonobe (7)とても整った美しい外観である櫓門は現在は校門に。

小出氏の念願が実って良かった良かったとなったところでしたが・・。
悲しい事に、完成からわずか三年後に廃城になるという運命をたどります。
大半の建造物が取り壊されるなか、「櫓門」と隣接する「番所」と「巽櫓」がのこりました。

あと、いまひとつ「太鼓櫓」は南丹市八木町にある安楽寺に移築され残されています。
また、園部高校の裏手には小麦山と呼ばれる山があり、この山頂にも三層の櫓が建てられました。
今回は訪問できませんでしたので、また足を延ばして見てみたいな、と思います。

sonobe (4)園部城石碑。

sonobe (1)
堀の一部がプールになっています。こんな活用法があろうとは。

sonobe (6)
こちらは模擬天守風?で南丹市国際交流会館の建物。

園部城跡である園部公園内にはいると真っ先にこちらの天守閣が目につきます。
ガラス張りの壁に、石垣が「コンクリ垣」となっているので間違える事はないかと思いますが。
特に史料館といった施設でもありませんので見て楽しめればいいでしょう・・。

sonobe (2)
遺構と現代建築との境目がわからない・・。

sonobe (5) お向かいの石垣は当時のもの??。

sonobe (3)
こちら天守ではありませんが、遠目に見るとそれっぽく見えてしまう・・。

見所は限られますが、物足りなければ小麦山まで散策すれば結構満喫できるかと。
城址一帯は園部高校の敷地内となっていますので見学や撮影には気を遣いたいものです。
平日なら門を入った右手にある事務室に一声かけていくことをおススメいたします。

街中に溶け込んだ中にも堂々さを感じさせる園部城でした。



Ⓢは巽櫓・櫓門の位置。
Ⓖは小麦山頂上・櫓郭跡地

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 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

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