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近江 西山城 🏯朽木谷を監視する山上の詰め城

近江 西山城 (滋賀県高島市朽木荒川・西山)

令和元号になり、世間はいきなりのゴールデンウィーク10連休です。
自分は仕事上、さすがにそこまでの連休は頂けません。
しかしながら仕事一辺倒、というわけでもありませんでした。

家族と一泊二日で滋賀県へ旅行におでかけすることができました。
登山と温泉、テニスをしたり、朝一市場や観光ドライブを楽しみました。
この日のため、予定を合わせてくれた家族のみんなには本当に感謝です。

さて、宿での目覚め一発目は早朝山城ランニングから始まります。
午前5時、まだ寝ている家族を起こさないようにそぉ~と宿舎を出発。
日の出と共に、お父さんの贅沢タイムは始まります。

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デジカメだけを持っての山城朝トレランは心躍るものがあります。

今回は宿から近くの朽木城の詰め城、西山城を訪ねます。

ouminisiyama (20)中央のなだらかな山・西山の山頂奥に主郭部をもつ西山城です。

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南の麓から案内板に沿って登山道をひたすら登ります。

登り口には2,3台の駐車スペースが用意されていました。
適所に城への案内札もあるのですが、整備中断状態と思われる林道が酷かった・・。
行く手を遮る伐採されたまま横たわる倒木の連続・・、

これでは大半の人は途中で登城を諦めざるを得ないでしょう。
事情はわかりませんが、この様な道なら無い方がまだマシだと思います。
敢えて写真は掲載しませんが、何とかして欲しいものです。

ouminisiyama (6)主郭部下の案内説明版はイラスト図面が解りやすいです。

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先ずは桝形虎口を通過して本郭へと進みます。

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周囲を土塁に囲まれた広い本郭に到着です。

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高さはそれほどでもないですが、均等の高さで囲われて、見た目美しいです。

ouminisiyama (8)本郭の北部分は「烽火台」と伝わる遺構が現存しています。

一段高くなって周囲をコの字型の土塁で囲ってあります。
この土塁は意識的に高くしてあり、厚みもあります。
西山城の役目を表す注目すべき遺構といえるでしょう。

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烽火台の直下は急斜面となり北郭が見おろせます。

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北郭内部には石で組まれた「溜枡」と呼ばれる遺構がありますが、何でしょう?

虎口の一種でしょうか?すみません、勉強不足です。

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北郭から烽火台部分を外側から見上げてみます。・・なるほど、烽火台に見えます。

ouminisiyama (12)北郭の北斜面は深い堀切と竪堀として下に延びています。

ouminisiyama (13)堀切は2条を重ねてある二重堀切となっています。

急斜面を利用して作事されているので非常に遮断力の強い堀切です。
掴む木がない状態でしたらまず登れないほどの角度が出ています。
しかも両端は竪堀となっているので回り込むこともできない・・。

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こちらは南郭の尾根に備えた堀切。同様に斜面+竪堀のセットが効いています。

ouminisiyama (9)西山城の縄張り図。(現地の案内板より転載いたします)

朽木氏は岩神館から朽木陣屋(朽木城)へ根古屋を移し、その背後の西山山頂に詰城を築きました。
西山の山頂付近は比較的緩やかな地形となっており、主郭部の南側と北側にもピークがあります。
それぞれのピークにも削平された出丸の痕跡があります。

朽木谷につながる街道をすべて一括して監視できる好条件の位置にある、といえます。
緩やかな山頂付近の地形を堀切を利用して堅固な城郭に成し得ているのが特徴です。
規模の大きな烽火台は狼煙台としての役目も大きかった事を示しているようでした。

さて、城ランを終え、宿に帰っての朝風呂は最高の気持ち良さ!
家族と身支度を整えて、人一倍の朝食にありつきます。
「朝からなんでそんなに食べれるん?」と怪訝そうな視線も気にしません。

ouminisiyamat.jpg

この日は朽木方面から蛇谷ヶ峰(標高901M)へ家族と一緒に登りました。
頂上から見る琵琶湖の湖面と朽木谷の山々がとても素晴らしい美しさでした。
こうして家族で山登りできることはこの先もう何度もないでしょう・・。

ドンドン先へ先へといってしまう相変わらずの三男。
遅いメンバーを要所要所で待っててくれる次男。
常に奥方のペースに合わせて歩んでくれる長男。

(みんな成長したな・・)
しみじみといろいろな想いを噛み締めながらの山行きでした。
そして素晴らしい山上狼煙城郭の西山城でした。

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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで開設以来4年目を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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