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羽黒の戦い八幡林古戦場めぐり

小牧長久手合戦古戦場めぐり 
《その① 羽黒の戦い八幡林古戦場めぐり編》
🎐久太郎 夏の自由研究🍉

やっと・・、やっと、暑い夏がやってきたようです。

この夏、久太郎は暑さついでに熱い戦いが行われた古戦場をめぐりたいと思います。
これはいままで断片式に紹介した城や砦がいかに使われたかを見直す場でもあります。
もちろん未訪城の城館も織り交ぜながら合戦の経過を通してめぐっていくものです。

歴史を動かした大きな流れの中にはその結果に至るまでの小さな渦が幾つもあるもの。
関連史跡址や城館跡をできるだけ歩いてみて、どんな発見があるのかも楽しみです。
先ずは小牧・長久手の戦いの局地戦を順次めぐっていきたいと思うのであります。

池田恒興の犬山城急襲

天正12年3月13日
織田氏譜代の家臣、大垣城主・池田恒興は当初、織田軍に与力すると見られていました。
しかし恒興は熟慮の上、羽柴秀吉方に旗幟を示し犬山城を急襲し、占拠します。
徳川家康はこれに対抗するため、すぐさま翌々日の15日には小牧山城に駆けつけます。

iyuyama33.jpg
前・城主でもあった恒興は木曽川を渡って犬山城をあっけなく占拠。

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家康・信雄も小牧山にて対陣体制を整えます。

羽黒の戦い

天正12年3月16日
羽柴方に与力し、羽黒(犬山市)に着陣した兼山城主・森長可
岳父・恒興の前面に突出した形で陣を設営、臨戦態勢で臨みます。
しかし、この動きは徳川軍に知られ、同日夜半、松平家忠酒井忠次らが羽黒へ向け出陣。

天正12年3月17日
翌3月17日早朝、酒井勢は取り囲んだ森勢に奇襲による一斉攻撃を仕掛けます。
序盤は酒井勢の先鋒、奥平信昌勢に対抗し、押し返していた森勢。
しかし松平家忠の鉄砲隊による側面攻撃、さらに酒井勢に左背後に回られ敗走しました。

haguroks (2)
羽黒八幡宮の北に古戦場を示す案内板があります。

小牧長久手の前哨戦がこの羽黒八幡付近一帯で展開しました。
それ故、羽黒合戦は「八幡林の戦い」とも呼ばれます。
・・なんだか4回目の川中島の合戦、「八幡原の戦い」と呼び名が似ていますね。

haguroks (1)一枚板にいろいろな情報が盛り込まれています。

haguroks (3)
林の中で繰り広げられた戦闘。なんだか雰囲気がでています。

明け方の日の出間もない頃、不意を突かれた森勢は大混乱に陥りました。
戦闘態勢を整える時間はなく、逃げ場を失っていく森勢。
長可は重臣・野呂助左衛門宗長野呂助三郎親子の奮戦の間に辛うじて戦場を離脱できました。

主君・長可を守り奮戦した野呂親子を祀った野呂塚が近くにあります。

haguroks (4)野呂父子の墓と、大正17年にご子孫が建てた顕彰碑が残ります。

森長可の家来の野呂助左衛門は、主君を守り奮戦しましたが、壮絶な死を遂げました。
助左衛門の長子の助三郎は初陣でしたが、父を助けようとして大軍の中討死してしまいました。
父を慕って討死した助三郎の話を聞いて、兼山城の人々は皆涙したと言います。

haguroks (5)
退却途中であった助三郎は、父・宗長の形見の小刀を渡され、父が討たれたことを知らされます。
汗てぬぐいを取り出し母へ、自分の髻を切り妻へ、渡すようと頼むと敵勢の中へ馬首を返します。
助三郎そのときまだ19歳、獅子奮迅の働きの末に力尽きました。

haguroks (6) haguroks (7)
現在でも地元の方々によって手厚く管理されていました。
(折れた石柱もきちんと修復されています)

電光石火、犬山城を落として北尾張へのクサビを打ち込んだ勝入・恒興
功績に血の気が逸ったのでしょうか、勝勢に身を任せた鬼武蔵・長可
小牧長久手の戦いはこの羽柴方2将によって火蓋が切られました。

徳川軍の酒井忠次らによる攻撃は「ろくろまわしの戦法」と言われます。
ええっ!!何それ?(喜)初耳です。現地でどんな戦法か想像するのも楽しかったです。
自分の解釈はこうです・・、えっと・・、ろくろでしょ・・。

前線同士が抑え込みあっている所(土台)へ横と後ろから手(横槍)を加えていく・・。
陣形は徐々に崩れ、やがて完全崩壊、軍は単なる烏合の塊へと帰す・・。
どうでしょう、恥ずかしいですが、これが自分なりの解釈です。・・違うかな(笑)。

羽黒八幡宮一体の林はとても手入れされ見通しが効く林になっています。
木々の間からお侍さんたちが鬨の声をあげ、駆け巡っていくような想像もできます。
そして、手厚く葬られた、忠臣・野呂親子の塚に手を合わせてあとにしました。


Ⓢには合戦の経緯を示した案内板が立ちます。
案内板の南には羽黒八幡宮の鎮守の森が広がります。
Ⓖが野呂塚の位置です。踏切・線路を渡る時は気を付けましょう。
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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
久太郎と申します。
「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
おかげさまで開設以来4年目を迎えることができました。

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースで好きなように走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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