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阿波 矢野城 🏯日本で最初?戦場のメリークリスマス

阿波 矢野城 (徳島県徳島市国府町矢野・城山神社)
矢野駿河守国村の旧蹟を訪ねて-
【海部川風流マラソンで訪れた阿波の城と史跡・その⑧】

どこにも行けないG.Wはもっぱら家の用事とジオラマ模型に勤しんでおります。
両方ともホームセンター・ツールコーナーにお世話なしでは成り行きません。
しかしそのホームセンターは人でごった返し入場規制が・・。

「不要不急の用事を控えましょう」って何なんでしょうね、・・自分も含め・・。

さて2月に徳島県で開催されたマラソン大会参加+の城めぐり。
その中でも強く心に残った城をごく簡潔に紹介していく回顧録です。
・・一体いつまで続くのか?。・・阿波の記事もそうですがコロナもね・・。

yanojt (9)矢野城を徳島考古資料館より遠望してみます。

さて今回も阿波の名将ゆかりの居城を訪ね歩いてみました。
今回は三好氏の被官で矢野氏の居城・矢野城です。
戦国期の城主は矢野駿河守国村とされています。

yanojt (10)
駐車場は考古資料館をお借りしました(礼)。

yanojt (8)
主郭へは歩いて2分。城主を祀った城山神社が鎮座しています。

三好義賢の重臣、矢野駿河守国村は義賢戦死後、幼君・長治を支えます。
天正5年(1577)三好長治が自刃すると国村は長治を攻めた伊沢頼俊を討ちとります。
そして十河家を継いでいた長治の弟・十河存保を勝瑞城に迎えます。

yanojt (2)主郭部を西から南に取り巻く横堀が明瞭に残っています。

西の尾根を堀切り、そのまま南側へ横堀状に伸ばしています。
主郭ぶは削平が曖昧ですが後世の畑地の削土の影響かもしれません。
城山神社の境内にはいろいろな石碑が立っていて興味深いです。

yanojt (4)まずは城址石碑、城歴が掘り込まれた素晴らしい石碑です。

yanojt (3)
同じように見えますがこちらは「農兵活躍史」の石碑。

三好長慶とそれを支えた弟の義賢・冬康・一存を称えます。
そしてそれに付き従った阿波の国衆や土豪の存在も大きかったのです。
篠原氏や赤澤氏、そして矢野氏らもそれに従った被官達です。

yanojt (5)そして「室町幕府第十四代将軍擁立」の石碑。

13代将軍・義輝が弑逆されたのち平島公方の子・足利義栄が擁立されます。
これを実現させた立役者の裏側に篠原長房や矢野氏らの尽力があったと伝わります。
もっとも義栄は将軍宣下から半年後、患っていた腫物が悪化して病死します。

yanojt (6)注目は「日本最初のクリスマス」の碑です。

「永禄八年(1565)、昨日まで友軍であった三好義継松永久秀堺で敵対した。
宣教師ルイス・フロイスの呼びかけで戦いを中止してクリスマスを祝った。
畿内にキリスト教が広く布教される契機となる」、と書かれています。

実際は久秀自身は熱心な法華宗の信徒だったといわれます。
宗教としてのキリスト教よりも西洋の知識や技術、文化や思想・・。
そういった背景にとても興味があったのではないでしょうか。

yanojt (1)
三好一族の 武将の夢か 苔むして 矢野城山に 秋風ぞ立つ

天正7年(1579)三好康長の嫡男で岩倉城主・三好康俊長宗我部元親に降伏。
この時、康俊は三好方の武将に土佐へ攻め入る為に参陣をするように命じます。
・・しかし、これは謀略でした。

これに従った矢野国村らは急遽軍勢を整えて岩倉城へ向かいました。
そこで脇城などから打って出た土佐方の軍勢に襲われ矢野国村は討死します。
そして矢野伯耆守虎村矢野備後守は天正10年(1582)中富川の戦いで戦死しました。

yanojt (7)
矢野城からの見渡す阿波にやがて来る春。

阿波における三好氏の盤石さはこういった国衆らの結束によるものでした。
篠原長房の死後三好氏に対立する勢力が現れその体制は崩れ始めます。
本能寺の変を機に長宗我部元親の大軍が押し寄せ国衆同士の繋がりも崩壊していきます。


㋹は矢野城本丸です。城山神社が祀られています。
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プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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