FC2ブログ

美濃 烏帽子山城 🏯東氏、失地回復を企てるも敗退

美濃 烏帽子山城(岐阜県郡上市白鳥町白鳥)<町指定史跡>

白鳥町の中心地域北に一際高い山塊があります。
その山塊の中に一ヶ所だけぽこっと頂きが出ている山が烏帽子山(えぼしやま)の城山です。
麓から場所を確認します。

ebosiyama (1)
烏帽子山城を確認。麓からかなりの高さがあることがわかります。

城址のある山は確認できました・・が・・さて・・どうやって登る?(冷や汗)
標高は730メートル、地表からの比高も330メートルもあります。
もちろん登山は辞さず、だけどなるべくならラクしたい・・。
しかしご心配は要りません。ちゃんと林道が近くまでついているようです。

ebosiyama (9)
曾部知川に沿って林道を北上、東海北陸自動車道の上を一度越えて車を走らせます。

ebosiyama20 (4)
林道から見た烏帽子山城の搦手。裏側のこちらから攻めてみまっす。

ebosiyama (2)
峠にちょっとしたスペースがありますので駐車します。城の北側近くまで来れました。

上の写真には左に入っていく矢印を示してありますがこれはあくまで
”進行方向”、という意味で、決して山頂直行コースではありません。
なぜか頂上への登山道は消えてしまっているのです。

ebosiyama20 (1)
この道は鉄塔管理のために設けてある道なのでここを進んでも進んでも
いっこうに頂上へはたどり着きませんので要注意です。

では、どうするか・・
そうです、適当に五感を働かせて頂上を目指すしかありません!
そうなると地形図が頼りです。しかし確実に本丸は頭上にあるのです!

ebosiyama20 (3)
うっすら残った尾根道にたどり着くことが確実でしょう。

とうとう・・到着したようです(ハァ、ハァ・・)。本丸です・・(息があがってます)。

ebosiyama (5) ebosiyama20 (2)
頂上の本丸は夏だけに結構なブッシュ状態。おや、なんか標柱が見えますよ・・。もしやあれは・・。

ebosiyama (3)城址碑です!この石碑に出会えた事で登城の苦労もふっとびました!ヽ(≧∀≦)ノ

ebosiyama (6)
主郭の南の切岸。腰郭へと続きます。

ebosiyama (7) ebosiyama (8)
主郭より東方面には何段かの小郭が連なる。いずれも切岸が施されています。

ebosiyama21.jpg
東尾根には小さな堀切も見られますが遮断性は低く、主に切岸の防御施設に頼った要害
であることが読み取れます。

この城郭はもともとは東常縁の子(弟とも)・東頼数が居城していたといわれています。
頼数は歌道に秀でた文化人でもありました。
こうしてみると東氏は一流の教養人ばかりですね。

東常尭の代、遠藤盛数に東殿山城を追われた常尭はいったん白川に逃げ、内ケ島氏を頼ります。
内ケ島氏の応援を得た常尭はこの烏帽子山城で旧領回復を試みますが
飯盛山の戦いで利あらず、再び白川へ敗走することになります。

ebosiyama (4)
常尭の念願は叶いませんでした。再び飛騨白川方面に退却していきました。

天正13年(1585)11月29日、飛騨大地震の際、常尭は白川帰雲城の崩壊と運命を共にしたしたようです。
ここに名門・東氏は13代・360余年の歴史の終わりを迎えました。

ここ烏帽子山城から長良川沿い、はるか遠くに見える郡上八幡口を見据える
常尭の気持ちを静かに考えてみました。

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

最新登城記事
カレンダー
07 | 2020/08 | 09
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新コメント
検索フォーム
カテゴリ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

月別アーカイブ
リンク
来城者数