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🏯信長による天下布武の集大成、安土城へ登城

近江 安土城 (滋賀県近江八幡市安土町・安土山) <国特別史跡>

今回は地元を同じくする城友・日向守さんとのワクワク城紀行です。
不思議な出会いというものはあるものです。
これも「城の縁」あってのことですね。

azutijyou (29)安土城の百々橋口の城址石碑に到着しました!

久しぶりに来た安土城です。前回は弟くんと来城しました。それも何年も前の事。
前回よりも大手口が整備され、見違えるようにきれいです。
有料駐車場まであります(げっ!)。無料駐車場は早い者勝ち!。

azutijyou (1) 麓からして総石垣です。すごいです!

一番変わったのは、入城料(入山料?)が発生していたことです(これがまた結構なお値段で・・)。
しかも開門は8時30分。朝早く来ても登れませんから注意が必要です(信長公はもっと早起きだったぞ!・・確か)。
・・もちろん勇んで早く来すぎてしまった我々一行。おかげで麓探索ができましたが。

azutijyou (3)通行税を払って大手口より入城。(楽市楽座では免税だったのにな・・(#^ω^)。)

広い大手道で見上げるともう眼前に天主が仰ぎ見えたのでしょう。
これはもう戦う城ではなく、見せる城、魅せられる城です。
おのずと信長公の武威を感じますね。

azutijyou (4) azutijyou (5)

両脇の屋敷に羽柴秀吉前田利家という信頼抜群の家臣を配置してあります。
なにかと秀吉と利家は昔から家族ぐるみですね。
石段の左右に残る側溝も幅があり、水路と防御を兼ね備えた設備なのでしょう。

azutisekibutu2.jpg azutisekibutu1.jpg

登城道石階段があるとはいえ、結構急な勾配があり、これがきつい!
しかも石仏や墓石が転用されており、注意しないと踏みつけそうになるのです。
心理的に嫌なもんです。どうやら、これも敵の目を地面に集中させる手段のようです。

azutijyou (42) 振り返ってみると急な階段だと改めて実感。

azutijyou (7) 信長の右筆、武井夕庵の屋敷址です。

ここで武井夕庵(たけい せきあん)について少々・・。

夕庵は信長の傍らにあって、彼の意を組みながら文章や戦功記録などができる、いわゆる第一秘書のような存在でした。
また各種奉行をこなし、外交、朝廷奏者もこなすという幅広い活躍ができたデキる事務方官僚だったようです。
堀久太郎秀政森乱丸成利万見重元らの若手から見たら大先輩であり、模範となる憧れの人物だったことでしょう。

信長からは相当信頼されていたようで、特別な地位にあったことはここに屋敷が宛がわれたことでも理解できます。
なんでも、その立場、教養から信長に堂々と諫言することができた、ものすごい人物だったようです。
かといって権勢を振るうこともなく、ひたすら信長の統一事業に尽くす姿・・。

・・そしてまるでいなかったように歴史の表舞台から消えていきます。
・・渋すぎます、しびれます、カッコいいです。
・・彼、もっと注目されてもいい人物なんですよ!( ノД`)うぅっ・・(泣)。

・・泣いたらなんだかすっきりしました・・戻しましょう・・。

azutijyou (9) 摠見寺(そうけんじ)と天主への分岐点に来ました。

azutijyou (8) 嫡男、信忠公の屋敷前でもあります。

この夏、信忠公最期の地、二条御所を訪れている自分としては感極まる思いです。

azutijyou (10) 織田信澄と森蘭丸の屋敷はこちらの奥。

あまり横道にそれるのもなんですが、織田信澄は信長に天誅された弟・信勝(信行)の嫡子です。
「一段逸物也」と評されるほどですから、相当将来を期待された若武者だったと思われます。
四国征伐の折には、丹羽長秀蜂屋頼隆らと副将格に抜擢されています。

森蘭丸(乱丸)については周知の通り、信長の小姓から側近の役割を果たしたイケメン秘書です。
非常に頭の切れる、よく気が付く人物だったようです。鬼武蔵・森長可の弟とは思えませんね。
ルックスも良し、頭も良し、お兄ちゃん強い。非の打ちどころがないです・・(くそぉ・・)

azutijyou (11) 凄い迫力の黒金門跡(江戸期の積み替えだそうですが)。

azutijyou (16) azutijyou (17)
二ノ丸の信長廟所。ここで日向守さん、何故か一転ザワつき始めます・・。どうやらこの石垣にツボったようで。

azutijyou (15) 自分はここにツボります。

azuti05.jpg 2人して共通のツボ所がこちらのエッジレスな石垣。


azutijyou (12)思わず惹かれる二の丸外郭石垣です。

azutijyou (19) azutijyou (37) 
いよいよ本丸に入っていきます(石垣に見とれていつの間にか・・)。

azutijyou (20)
azutijyou (21) ドキドキの天主閣址へ入っていきます。

azutijyou (22) azutijyou (23)
天主台の礎石群(写真:左) と 天主台説明版(写真:右)

azutijyou (24)
確かに美濃・小里城の伝・天守台とは似ていますね。・・別物ですが。

azutihonnmaru.jpg天主内側の石垣。何故かここに吸い寄せられました。

azutikeikann (2)azutikeikann (1)
天主台からの眺め。若干の曇りで琵琶湖が遠いですが絵になる景観です。

しばし景色をみながら城友・日向守さんと談笑を楽しみます。
信長一族が、家臣が、招かれた客人全てが、見たであろうこの景観ですから。
天主の雄姿は焼け落ちてしまいましたが・・やっぱり見てみたい、というのがお城ファン共通の本音ではないでしょうか。

帰路は摠見寺跡(そうけんじ)に寄っていきます。

摠見寺跡

azutijyou (40) azutijyou (41)
摠見寺三重塔(写真:左) と 仁王門(写真:右)

摠見寺は安土城内の西の丘に建立された寺です。
帰ってから調べてちょっとびっくりしたのは・・。
住職をあの岩倉織田家の岩倉城主・織田信安王甫という僧籍名で務めていたことです。

かつて尾張統一の壁となって立ちふさがった守護代・織田信安
同族の誼ということで呼び戻したようです。
信長公、いささか寛大過ぎやしませんか?

家督を譲った信忠を手元に置き、誅した弟の甥・信澄を登用したり、かつてのライバル信安を呼び戻したり・・。
信長の思慮、底知れないところがあります。
実は苛烈な姿の中に一族への思いやりがやはり感じられるのです。

信長はヨーロッパの教会と一体化していた城の姿を意識したといわれます。
彼は無神論者だと思われがちですが、やはり宗教性を重んじていたことがよくわかります。
↑この意見は城友・日向守さんから教えて頂いきましたが、全く同感です。

azutijyou (38)本堂址から見る望む西の湖は美しいです。

城友さんにお誘いいただき、摠見寺仮本堂にてお茶を一服頂きました。
こちらは伝・徳川家康の屋敷だと伝わる場所でもあります。

azutijyou (26) azutijyou (27)
azutijyou (28) azutijyou (25)
どうやら先客もはけ、貸し切り状態のようです。整ったお庭と雰囲気ある茶室に心が和みます。

造り込まれた室内をまじまじと観察してしまします。
たたずまいに心が落ち着きます。
おそらく単身だったら、見向きもしないで通りすごしたことでしょう。

szutitea.jpg城友さんとの一服。何とも趣のある癒される時間を共に過ごせました。

安土城に足を運ぶたびに信長という人物の魅力とその一貫した心根に惹かれていきます。
今回も自分なりに新たな発見があった城めぐりになりました。

楽しかった分長い記事になってしまいました。同行頂いた日向守さんに感謝です。

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No title

こちらこそ楽しい城めぐりになりました。
ご同行していただき大変感謝しております。

石垣というのは見る人、見る箇所によって感じ方が様々ですね。
戦国の城好きの方は野面積が、近世の城好きの方は切り込みハギがお好みのようですが、その中間点のような「折衷積」、とでもいいましょうか。
あるいは「異種発展積」とでもいいましょうか。
面白い所に目を付けられましたね。

ちょっと追記しておこうかな?と思いました。



同行させて頂きありがとうございました。
楽しい1日でした♪
山頂にあの人工巨石、綺麗な曲線の石垣たまりません❗
野面積みと切り込みハギにの中間の様な雄大な総石垣たまりません(笑)
見る者を圧倒する石垣です‼
仮本堂で頂いたお茶も格別でした(笑)
プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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