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近江 矢島御所 🏯足利義昭、還俗デビューを果たした城

近江 矢島御所 (滋賀県守山市矢島)

こちらちょっと興味があって寄ってみた史跡です。
正統な血筋による将軍家を再興するため足利義昭が誕生した、記念すべき城館です。
・・その割には静かな集落でして、石碑1つが逆に見つけにくい場所でした。

矢島館は、元々は在地領主矢島氏の居館でありました。
永禄八年(1565)、将軍足利義輝が暗殺され、興福寺を脱出した弟・覚慶は一旦、甲賀の和田氏を頼ります。
覚慶は矢島で還俗し足利義秋と名乗ります。後の足利義昭、地味ながら雄々しいデビューです。

yajima (1)迷いながら辿り着いた矢島御所址の石碑板。発見に歓喜の声がo(≧▽≦)o

矢島の義秋居館は矢島御所と呼ばれ、矢嶋越中守が警固につきました。
しかし永禄九年(1566)、西近江で三好長逸が乱を起こし、矢島御所にも三好三人衆の兵が攻めます。
そのため義秋は矢嶋御所を去り、若狭武田氏を頼ります。

yajima (6) yajima (2)
矢島御所は、現在の自治会館のあたりにあったとされ、会館前に石碑が建てられています。

隣接する児童公園に当時の堀跡があるとされていましたが、・・ないようです。
さらに東側の民家の傍らに土塁があるとの情報ですが、・・ないようです。
予想はしていましたが、どうやら遺構らしいものは残っていないようです。

少林寺

矢島御所址に隣接するお寺・少林寺にも寄ってきました。
・・「少林寺」といってもあのうなる秘拳、ほとばしる奥義を気合で繰り出す「少林寺」、ではありません。
リー・リンチェイとは無縁の少林寺です。

yajima (3) 門の裏には一休さんのかわいい銅像がありました。

一休(一休さん)禅師の居住地だったようで、他にも文化財がたくさんあるようです。

yajima (4)境内には足利庭園なるお庭が見事です。

遺構はありませんでしたが、こちらのお庭には充分、将軍邸宅としての雰囲気がありました。
矢島御所での滞在期間はわずか1年あまりだったようです。
この地から将軍街道を歩んだ義昭でしたが、前途多難な道が続いていくのですね。

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No title

啄湖様へ
コメントをいただきましてありがとうございました。
お父様の歴史研究はきっと熱意に溢れた積み重ねの成果であったのではと推測しております。自費出版などとても精力的なご活動をされてみえたのですね。
私などは思うに任せて興味ある城や史跡などを巡っているのでお恥ずかしい限りです。
矢島御所に遺構がどのように残っていたのか知らないので大変興味がありますが、足利義昭が好きな私にとってはここが義昭の希望に満ちた場所であったと思うだけでも訪れて良かったです。
また勝手がわからない土地でその跡を示す石碑を見つけることができた時はとても嬉しかったです。碑文もドキドキしながら読ませていただきました。

こうして色々な史跡を訪問していると何かしらの形で一つ一つが無関係ではなく繋がり関わっていることがわかってきました。するととても面白くなってきました。

私は「歴史の真実はこうだ」とかよりも「自分はこう感じた」という感性を大切にしたいと思っています。時にお門違いな記事を書くこともありますが今後ともよろしくお願いいたします。

写真に残していただきありがとうございます

父は郷土の歴史研究を始めてから自費出版でいろいろ残しましたが 亡くなる数年前にこの石碑の話をいただき 文章を研鑽いたしました。
こうして皆様の目に留まることは父にとって嬉しいことだったろうと思います。
残念ながら父は平成17年に亡くなりましたが、父の残した本には古地図なども載せてあり、矢島御所の遺構などもわかります。

私も、歴史について父のように学べればと思っております。
これからもよろしくお願いします。

No title

マニアック・ポイント矢島御所にお付き合いいただいて
ありがとうございました。

一休さん幼年期の銅像は可愛かったですね。
意外と足利庭園いい感じですよね。写真構図がよくて(笑)

少林寺の一休さん、可愛かったです(笑)
プロフィール

 久太郎 (Q-tarou)

Author: 久太郎 (Q-tarou)
ようこそいらっしゃいました。
   久太郎と申します。
   「城跡が好き」
ただそれでけでブログを立ち上げている城好き若輩者です。
皆様のおかげで開設以来5年目を迎えることができました。
(2016年4月6日開設)

地元の岐阜県内美濃地方の城址を中心に自分なりの想いを込めてじっくりと巡ってまいります。たまに遠征なんかにも出かけます。

時に「ゆるく」時に「鋭く」五体と五感をフル回転。城址での様々な出会いと独自の感覚を大切にしてつづっていきたいと思います。

また城址付近のダムや棚田、名水といった気持ちを揺さぶられる箇所にも寄り道していきます・・。
趣味のマラソンも自分のペースを大切にして走ってます。

どうかご笑覧くださいませ。

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